8月4日 朝活の日
ハッと目を開け、寝過ごした!と焦った。慌てて時計を見ると、確かに寝坊である。起床予定時刻よりも30分も過ぎている。またいつものように目覚まし時計がなった後にカチッと止めてそのまま二度寝してしまったのかもしれない。
でも良い。
私は薄ぼんやりとした豆電球の元、眠っている子供たちを起こさないようにそろりそろりと寝室を出る。一階に下り、リビングの扉を開けて洗面所に向かう。顔を洗って鏡の中で笑い、よし!と気合いを入れる。もちろん声は出さないけれど、心の中で。
そうしてリビングに出て改めて時計を見る。
朝の3時半。予定より30分遅い起床である。
考えてみればもう10年も早起きを目標にして生きている。5時起きの目標から4時起きになり、それは2時まで早まったが、うまく根付かず断念して3時起床が私の起床時刻となった。けれどこれも、毎日必ずうまく起きられるかと言うと正直不安である。今朝のように無意識に目覚まし時計を止めて二度寝をしてしまうこともあるし、そもそも目覚まし時計をかけ忘れるなんてこともある。だから、私は未だに早起きを『目標』にしているのである。
そうして何とか起きられたその時間。まだ空が黒の余韻を残す早朝に、私は起きて活動する。
いわゆる朝活である。
私はこの3時頃から、家族が起きる6時過ぎまでの3時間弱を私のための時間として満喫する。本を読んだり勉強したり、本を書いたり少しの運動をしたりする。気が乗らなければネットサーフィンすることもあるけれど、それだって5分もすれば時間がもったいないと感じてしまい、結局はいつもの活動のなにかしらを行うことが多い。
私はこの朝の3時間を私の為に集中して生きている。
だから、それ以外の生活時間がどんなに慌ただしく、思った通りにいかなくても、あまり私の気持ちは揺らがない。だってもう3時間は思うとおりに過ごせたのだから、多少の予想外が起きてもOK!OK!と言った心情である。これ、実はとても幸福なことで、かつ必要なことなのだと思う。人によってはその時間が夜であったり昼間であったりするのかもしれないが、要は同じである。
自分が思う通りに動ける時間を取ると言うこと。
子供が産まれると、やっぱり子供中心の生活になる。朝は規則正しく子供を起こすので割と早くに起床するが、彼らの身支度や朝の準備でもちろん私の1人時間は生まれない。
昼間は子供の相手をするかもしくは保育園に預けて仕事に向かう。仕事中はもちろん仕事をします。そして慌ただしく業務を何とか終わらせ、保育園や学童へのお迎えに走る。帰宅すればすぐさま夕飯の用意にお風呂の準備、それらを一通り終わらせるころに夫が帰宅し、安心感からほっと一息つくがすぐに就寝準備。
寝かし付けをしてから自分の時間を取ろうと試みたこともあるが、もう子供より先に寝落ちしてしまう私なのでそれは出来なかった。
そうすると、もう自分のためにゆっくりとやりたいことをやる時間などないのである。
だから、私は早朝に起きる。
究極、この時間は何もしなくても良い。しても良いししなくても良い。大事なのは何かをするにしてもしないにしても、その選択を自分で行えると言うことである。
それだけで、自分の為に自分が生きる時間になる。
それはとても幸福な私の時間。
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【今日の記念日】
8月4日 朝活の日
日本最大級の朝をテーマとしたライフスタイルマガジン「朝時間.JP」を運営するアイランド株式会社が制定。一日のスタートである朝をもっと楽しく、もっと効果的に活用するアイデアや情報を提供する「朝時間.JP」で朝活の魅力を広めるのが目的。日付は8と4で朝のあいさつ「おは(8)よ(4)う」にちなんで。
記念日の出典
一般社団法人 日本記念日協会(にほんきねんびきょうかい)
https://www.kinenbi.gr.jp の許可を得て使用しています。
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