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1月23日_希望のパン屋さん

【140字小説】
パン屋に来た。ドアを開けるとふぅわりと甘く香ばしいパンの香りがする。店内を見渡すと店員さんが奥の工房から焼きたてのパンを運んできた。「焼きたてです!いかがですか」自慢の可愛いわが子を見せるようにしてにこりとパンを差し出す。私も笑い、1つもらう。そのパンには『希望』と書かれていた。

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