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MCTオイルがADHDに効く?
「体内に入るとスムーズにエネルギーに変換され、体脂肪になりにくい」
「脂肪燃焼効果がある」
などといわれ、ダイエットに良いとされるMCTオイル。
MCTオイル(中鎖脂肪酸)とは、炭素鎖が6〜12個の中程度の長さを持つ脂肪酸のことを指します。
主な中鎖脂肪酸には、カプリル酸(C8)、カプリン酸(C10)、ラウリン酸(C12)などが含まれます。
中鎖脂肪酸は、通常の長鎖脂肪酸(例:オレイン酸やステアリン酸)と比較して、消化吸収が速く、代謝されやすい特性があります。
中鎖脂肪酸の摂取による効用には以下のものがあります。
エネルギー供給
中鎖脂肪酸は、消化管を通過する際にすぐにエネルギー源となるケトン体に代謝されるため、速やかにエネルギーを供給します。
脂肪燃焼の促進
中鎖脂肪酸は、脂肪の代謝を促進し、脂肪燃焼をサポートすることが報告されています。
食欲抑制
鎖脂肪酸は、満腹感をもたらすホルモンであるレプチンの分泌を促進することがあり、食欲を抑制する効果があるとされています。
脳機能の改善
ケトン体は脳のエネルギー源としても利用され、中鎖脂肪酸の摂取によって脳機能が改善されることが報告されています。
上記の「脳機能の改善」効果から、「ADHDにも効果があるのでは?」という話もささやかれているようです。
たしかに中鎖脂肪酸の摂取が効果があるという研究や報告もありますが、その効果についてはまだ不十分な証拠があります。
一部の研究では、中鎖脂肪酸のサプリメントがADHDの症状を軽減する可能性が示唆されていますが、さらなる研究が必要です。