雨の日はバロック
会社の話に続き、そもそも私がIT業界で働くようになったきっかけを書こうとしていたのだが、何しろ40年以上前のことなので、記憶があいまいなところが多い。
当時日記をつけていたかどうかも思い出せないが、つけていたとしても、引っ越しの度に不要なものを処分していたので、昔の日記も処分してしまった。
記事を書いて下書きに保存しておいても、考えているうちに思い出したことがあったり、書いたことが間違っていたことに気付いたりする。
その都度手直しをしているのだが、まだ何か思い出しそうな気配があるので、しばらく投稿しないで寝かせておこう。
今日は話題をガラッと変えて、静かな雨の日に聴きたくなるバロックを紹介したい。
私はジャズとブルースが好きで、よく聴いている。
滅多に聴かないがクラシックも好きだ。
ショパンとヨハン・シュトラウスが好きで、シンフォニーはベートーヴェン以外はあまり聴かない。
久しぶりに、昔から好きだったヴィヴァルディの「調和の幻想」と、バッハの「4つのチェンバロのための協奏曲」を聴いている。
ヴィヴァルディのバイオリン協奏曲「調和の幻想」を、バッハがハープシコード用に編曲したのが「4つのチェンバロのための協奏曲」で、同じ曲だが趣きが違う。
私が愛聴しているのは、トリオレコードから出たLP。
高校時代の友人が貸してくれたのを聴いて、自分も欲しくなって同じものを買った。
彼とは高校を卒業してから仲良くなった。
在学中は顔と名前は知っていたが、話したことはなかった。
仲良くなったきっかけは共通の仲間がいたからで、卒業後もみんなで集まってワイワイやっているうちに話をするようになった。
彼は在学中にお父さんが亡くなって、大学進学はせずに自動車整備士になった。
お父さんはトリオレコードのレコードを作る工場を経営していたとか聞いたように思うが、そのトリオのレコードの、彼が気に入っているLPを貸してくれたのだった。
演奏者は違うが、同じ曲がYouTubeに上がっている。
ヴィヴァルディ 合奏協奏曲「調和の幻想」ロ短調 作品3-10
バッハ 4つのチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV1065