25歳で契約保育士として働くわけ
こんばんは。
今日は自己紹介がてら私がなぜ正社員でもパートでもなく契約社員として保育士をしているのか書きたいと思います。
保育科を卒業した25歳ともなればたいていの場合、短大の場合保育士5年目、4大卒の場合3年目。
私は4大卒業後1年間ワーキングホリデーをしていました。向こうで縁があって本当に少しだけ保育の仕事をやらせてもらったり、これまた縁がありオーペアという住み込みでベビーシッターをする仕事をしていました。(ベビーシッターといってもみていた子は11歳の男の子。その国では子供を守る法律として12歳になるまで子供を家に一人にすることはできません)
本当にありがたいことにいろんな経験をさせてもらいました。出会った人みんな優しくていい人でニュージーランドが第二の故郷にもなったし大好きになりました。
学生時代の友達は保育士になる子も多く、ニュージーランドにいる頃から仕事の大変さは耳が痛くなるほど聞いていました。
しかしやっぱり日本で保育士として働いてみたいという思いもあったし、自分で経験することで学べることもたくさんあるということは海外にきて痛感したのでニュージーランドのビザを伸ばすことはせず1年で帰国し働くことにしました。
1年間日本で保育士をしてまたニュージーランドに戻って今度は海外の保育の勉強をするつもりでいたので1年で辞められる保育士の仕事を探しいました。
そこでネットで目に付いたのが契約社員としての保育士募集のページ。
契約社員保育士の働き方はこんな感じです
①固定時間勤務可能
②時給制
③残業なし
④園によるけど1人担任業務は基本的にない。
⑤1年契約。同じ園に最長3年まで契約延長可能。
こんな感じでしょうか。面接をした時も派遣元の社員さんが一緒についてきてくれた。履歴書も派遣元の社員さんが作ってくれました。給料の交渉も派遣元の社員さんがしてくれました。なんか本当に守られていて、過保護、、って思ったくらいでした。
面接が終わった時も「ほかの園さんもみたかったら、ここ、断ってもいいですからね」といわれました。何その物件選ぶときみたいな感じ(笑)
でもその面接をして感じたことは本当に保育士って足りてないんだ、応募者の条件を飲んでまで、派遣会社に募集をかけてまで人材が欲しいんだということです。
1年保育士をしたらまた海外に行くことを決めていた私にとって契約が1年単位ということは好都合でした。
3つの保育園の面接を終え最後の園で働くことにしました。
その園はとっても忙しかったし、1年目で保育の経験も0だったから覚えることたくさんで大変だったけどきっと正社員で働くほど責任はないし派遣さんだから、、という理由できついこともほとんど言われませんでした。1年で辞めることも伝えてあったし私以外の職員はみんな正社員かパートさんだったので一線あった感じはしていたけどみんなまあ優しかったし、仕事のこともしっかり教えてくれました。この1年本当に一生懸命働きました。
4月の出発に向け、学校の申し込み、試験、航空券の購入全て済ませた矢先にコロナ大流行。結果、3月に飛行機が運休になることが決まりニュージーランドへ経つことはできませんでした。その園から正社員になる話、契約社員として2年目も継続する話、はたまたパートとして働くという話をいただきましたがすべて断りました。正社員になったら仕事も責任も今より増えるし、契約更新したら2年目だからって今までより仕事増やされること目に見えてたし、パートは給料減るのに仕事増えるし、、、
こんな考えかたなめ腐ってると言われるかもしれないけどそれが本心。
私の性格上、ゴールが決まっている仕事は、どんだけ忙しくても大変でも頑張れます。これが終われば、あと何日で終わり!と日々考えていました。
しかし留学ができなくなると、糸がぷつんと切れたようにそこで働くモチベーションはなくなってしまいました。
でも働かないとご飯食べられないし、働かないと。
契約社員という雇用形態は気持ちが楽だし自分の人生優先にできるから気に入っていました。派遣元の担当の社員さんに現状と自分の気持ちを伝えたらとても真剣に考えて、次の職場をすぐに探してくれました。
「コロナが収まったらすぐにニュージーランドに行けるように」と3か月単位での契約で大丈夫です。と言ってくれました。
ほかの業界でこの発言は契約社員にとっては首を絞められる発言に聞こえますが、保育士業界で働く私にとってはとてもありがたい発言でした。
そして現在、3回の契約更新をしました。
今の職場は本当に大好きで、みんな優しくて、子供と丁寧に関わる時間もあり、ここで働けたおかげで、自分は保育の仕事に向いているのかなと少し自信が持てるようになってきました。3月まで大好きなこの子たちとたくさん遊んで思い出をたくさん作りたいな。
今後のことはまた後日記事にしようと思います。
25歳で契約保育士として働くわけ、それは自分の人生を守るため。
「こんな働き方もあるんだよ!」
今苦しみながら保育士をしている保育士さん、保育士のブラックさに気づいてしまった保育学生の子たちに伝えたいです。一つの選択肢として考えてみるきっかけになればいいな。
ここまで契約社員保育士の私の生き方をつらつらと紹介してきましたが、この働き方が正解ってわけじゃ全然ない。当たり前に正社員として働く保育士さんは尊敬してるし、もちろん法律で守られているのは正社員。休みだって多いし生活は安定する。
生きてくうえで大事なことって人それぞれだし。
私にとって
人生の付加価値。
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