思考を止める ルアンポー・スチャート師

思考を止める方法は

智慧の開発の上に乗っているのことなのです

なぜならば

サティが

思考などを止めることができるからです

もしもサティがなければ、

心はいつまでも考え続けるのです

それは あたかも

ブレーキのない車の様なものです

ただただ走る続けているのです

木に激突し谷底に落ちたときに

ようやく止まるようなものなのです

心も同じです

心には止まる日が無いのです

止まる時というのは

私達にサティがある時です

もしくは寝ている間だけなのです

ある時は

少しの瞬間に思考が止まります

しかしずっと止まり続ける

という事は無いのです

寝ていたとしても

夢を見るのです

夢というのは考えている思考なのです

ですから

私たちが思考を止めたいと思っても

サティが無ければそれは出来ないのです

ですから

サティを持つ努力をしなければなりません

サティを高める事は

心を停止させ静けさをもたらす到達点です

それをサマーディと呼びます

サマタ・バーワナー（サマタ修習）と言います

心に静けさをつくり出すのです

なぜならば思考を止めることが出来るからです

すると

心は留まり、涼しく、落ち着きがあり

幸せであるのです

世の中にある幸せを超越した幸福なのです

それは私たちの欲しいという様々な欲を

停止させることになるのです

私たちが欲しいものとは

望んだものからの

幸せが欲しいのです

ある時には欲しいというものが

手に入らないこともあります

そのときは代わりに苦をもたらすことになり

苦が生じてくるのです

ですから

それらからの幸せを求めないのですよ

静けさからの幸せの方が良いのです

静けさが心に訪れると

心は手放すことが出来るのです