〈ラジオ#6〉集まっている状態ではなく、チームとして協働するのが鍵(ゲスト:国松佑紀さん)
みなさん、こんにちは!
ラジオ番組”アンナハルのダイバーシティ&インクルージョン研究所”。前回からすこし間が空いてしまいましたが、今回はダイキン工業株式会社で、企業内の多文化協働と組織開発、D&I推進の施策実行に携わる国松佑紀さんをゲストにお呼びした回をお届けします📝
このラジオでは、“Diversity & Inclusion”をテーマに毎回さまざまな有識者、実務者、当事者をゲストにお呼びして、ゲストの取り組み内容や、さまざまな関連情報について対談する番組です。ホストは、アンナハル代表の品川優が務めます。
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ゲストはダイキンでD&I推進に携わる国松佑紀さん
今回のゲストは、ダイキン工業株式会社のR&D拠点であるテクノロジー・イノベーションセンターで人材活躍と組織開発、D&I推進の施策実行に携わる国松佑紀さんをお呼びしました。
日本と海外を行き来しながら過ごした幼少期から学生時代の経験をいかして、就職後も多国籍なチームで働き、米国大学院にてダイバーシティ&インクルージョン学修士を取得。今回はこれまでの経緯と、現在もダイバーシティ&インクルージョンを自身のキーワードとして日々取り組む様子を伺いました。
配信内容ダイジェスト📢
品川:企業の中でダイバーシティ推進や、インクルージョンの活動をされてる方をゲストにお呼びするのは国松さんが初めてです。幼少期を海外で過ごされたとのことですが…。
国松:年長さんから小学校高学年の手前ぐらいまで、アメリカに父親の仕事の関係で行っていました。日本に帰ってくると、天真爛漫な感じで海外でやってたのが、「私って何かちょっと違う」と感じるきっかけがあったりして…。中学3年生のときにも、父な仕事の関係でまた1年間アメリカに行く機会があって、中学生ぐらいの英語力はあるけど本当に使えるようにするには、もっとちゃんとブラッシュアップしていかないといけないと感じて、大学3年の時に交換留学でまた海外に行きました。そこから、自分の意思で海外に出るようになりました。ダイキンに入ってからも、工場立ち上げ支援で1年間アメリカに行く機会もあったので、5年以上日本に継続して住んだことがないんです。
品川:そうなんですね!おもしろいですね。
国松:何かもうちょっと他の国も進む経験をしたいなと思いつつ、結局、アメリカと日本を行ったり来たり。
品川:ダイキンは世界的にも認知されていて、日本国内でも本当に伝統的なメーカーとして認知されているところの看板を背負いながら、国外の方ともいろいろ仕事されてたということなんですが、そこから一度キャリアをストップして、アカデミックの分野で学ぼうと思ったのはどういう経緯がありますか。
国松:本当におっしゃるように、アイデンティティの部分で自分が日本やダイキン工業というものを背負って、海外との架け橋として繋ぐという仕事がすごくおもしろくて。
もしかしたらその異文化におけるチームビルディングだったり、お互いの理解促進などについて専門にやった方がいいのではないかと。そういう人は意外といないんじゃないかと思ったんです。
仕事の中で英語などのスキルを生かすというより、潤滑剤のような役割の人がいないと、今後日本企業がグローバルでも戦っていくためには必要だと感じて。自分がどうやって突きつめられるのかを考えたときに、何か体系的に学んだり、もう少し自分のベースがあった方がいいと思って、大学院留学を検討するに至りました。