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与太話

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他愛もない話
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2022年10月の記事一覧

当店おすすめ!この叙述トリックがすごい7選 ←台無し感

 どんでん返しや巧妙な叙述トリックが売りの小説や映画を他人におすすめするという行為は成立させるのが難しい、という話題をネット掲示板で見てなるほどと思った。構えず読んだり観たりしているところに予想外の展開が起きて驚かされるのがそういった作品の醍醐味なので、この作品にはどんでん返しや叙述トリックがあって面白いですよという評判を事前に知ると無意識に心の覚悟をしながら繙読・鑑賞することになり、驚きの快感が

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耳み

 ソファーでくつろいでいる犬の顎が偶然テレビリモコンの音量調節ボタンに載っかり、どんどん音がデカくなっていくのにびびった私は慌ててソファーに駆け寄りリモコンを引ったくった。その様子を見ていた夫が君は耳がいいというか聴覚過敏の気があるよね、君が普段設定しているテレビの音量だと俺は聞こえないよみたいなことを言った。いまも私が過剰な反応を示してワーワー慌てながらリモコンを探したので、なんとなく普段から思

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木のこ2

木のこ2

 去年のクリスマス、友達から木彫りのきのこをもらった。

寝てる時、これがぐずぐずに溶けてなくなりそうになる夢を見て悲しかったが目が覚めたらいつも通りそこにあったので安心した。このきのこはドイツのいい香りの木を彫って作ったもので、私は毎日匂いを嗅いでいる。なんという木でできているのかは知らない。

きのこに仲間を作ってやりたいと思いじぶんで購入したのが、きのこ・大だ。こっちはサイズ的に握りやすいが

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色んな思い付きを実行し忘れて生きている

 前に「色んな人に手紙を書いていると、誰にいつ何を書いたか忘れて同じ内容を書き送ってしまうことがあるので自分が書いた内容の要約を記録してたほうがいい気がする」という日記を書いた。これは未だに実行していない。何故か手紙を書いている最中には思い出さず、手紙を投函したあとに忽然と思い出すからだ。まあ、ひと頃にくらべて手紙を書く頻度も落ちてきたしあまり気にしないことにする。ぶっちゃけめんどうくさいし。
 

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文字の手書きは趣味になり得るかもしれない

 今は咄嗟の走り書きや公的手続きの書類などよっぽど必要に迫られた時ぐらいしか文字を手書きしないという人も多いらしいです。メモもスケジュール表も日記もメッセージのやり取りもスマホパソコン各種タブレットで事足りますもんね。そんな時代のなかであえて字を手書きする機会をつくるのは、もう立派な趣味と言っていいのかもしれません。私はふと思いついたことをノートに書いたり書写したり手紙をかいたりすることが元々好き

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