亡き友との約束 お題:三日月ファストパス
はじめに
此方は我が救世主:M.S.S Project様の楽曲の自己解釈を含んでおります。
覚悟の上お進みください。
では、参りますわ。
本文
三日月の光が、1人の少女の願いを染める。
月夜見さま、月夜見さま。
お願いだから、私を本当の雪にしてください。
花さんの願いをかなえてください。
花さんは、気付けば私と一緒にいた。
クール系と言われる私だったけれど、花さんと一緒の時は自然と笑顔になれた。
高校に進学しても私たちの関係は変わらなかった。
休み時間、屋上でよく話をした。
思えば、花さんの危機はもう始まっていたのかもしれない。
「『花』は桜のこと。桜の木のもとに帰ろうかしら」
当時のやり取りを思い出す。
「『桜の木の下には死体がある』んですって。もし私が死んだらここに埋めてほしいわね……😊」
「梶井基次郎ね。畏怖のため、だったかしら?」
「雪さんったら、夢がないのねぇ……。私が桜の下に埋まったら、雪さんも雪として降ってくれないかしら……。三日月の光が私たちを照らしてくださるの。素晴らしいと思うわ」
「雪月花、ね……」
その後花さんは飛び降りた。
遺言通り、桜の木の下に埋められた。
毎年春には素晴らしい花を咲かせている。
そういえば、三日月の願いのことを教えてくれたのも花さんだった。
だから私は願った。
花さんの願いはかなった。
私は本当の雪になった。
あとがき
Wish~この場所で~の解釈
歌詞をじっくりと読み込んんだ結果、2通りの解釈をいたしました。
「語り手が死亡している」「語り手が死亡した『キミ』を想っている」
此方の部分から連想いたしましたのよ。
参加企画
参考資料
横浜アリーナライブのことを想って作られた楽曲(公演うろ覚え)とのこと…。エモいですわ❣
中の人的卒業ソングですわ❣是非ともお聴きくださいまし……。
自己解釈の参考資料ですわ。
少しでもご理解いただければと思いますわ。
おわりに
長話が過ぎましたわね。
それではごきげんよう。
また次の記事でお会いしましょう。