絶対的未来は白色の粉になることだけ。今を生きる
辛いことがあった時、全てに疲れたと思った時、極論そう考える。
"絶対なんてない"ということだけは絶対だし、確かなことが何かなんて分からない。
ただ一つ、何十年か後に白色の粉になることを除いては。
そう思うと安心する自分がいる。
でもそれは悲しいことでも特別なことでもなくて、生まれるのと同じこと。
寝ることも、食べることも、楽しむことも、泣くことも、風を気持ちいいと感じることも、いつか粉になるのも、全て同じこと。
自由な時間に永遠はない。
自分が社会に果たす役割とか、人生の意味とか、全てを真正面から複雑に捉えてしまって、つい重くなる。
でも本当はとても単純なこと。
残された時間をどう歩くか、それだけ。
ずっと全力で走り続ける人もいるだろうし、
私みたいにたまに座ったり、こけたりしてゆっくり進む人もいるだろう。
一緒に歩く人を見つけたり、どうやったら目的の場所に辿り着けるか、いろんな人と協力しながら進んでいく人もいる。
その中で、たまに泳ぎたいなとか、空を飛びたいなとか、違う星に行きたいとか、それぞれの選択肢でみんなが自由な時間を生きる。
時間は限られているからこそ、生き生きと自分のままで過ごそうと思える。
むしろ終わりがなかったら、すべてが永遠だったら、それほど虚しいことはないだろう。
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