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孤高の受験生めし♯8

お読みいただきありがとうございます✨。

本日いよいよ娘の私立高校の受験日です。

私立高校は2校受験予定ですが、まずは1校目。

緊張が隠せない娘。
こんな時、気の利いた言葉も思いつかず、結局ご飯を作ることしかできない母・・・トホホ。

で、張り切って

私「カツ丼にする?」
娘「ママちゃん!そこは普通で・・・。」

となだめられ

試験前日はこれに。
「手羽元と蓮根と生姜のスッパ煮」

とにかく生姜をたっぷりと。風邪ひくなよー

そして、
当日の朝を迎え、朝ご飯は
「ネギと青じそと生姜のさっぱり卵雑炊」
を食べて試験会場へ。

娘の無事の帰宅まで、何だかソワソワ落ち着かない。仕事も手につかず。

この日を迎えるまでにあった

あんなこと
こんなこと 

思うようにはいかないことだらけ。

結局、親が用意できるのは、
あったかいご飯、風呂、寝床くらいだった。

娘の試験終了を自宅で待つ間、サンボマスターの
「できっこないをやらなくちゃ」を聞き、母、涙。

後から聞いたら、娘もサンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」を聞いて自分を鼓舞していたとか。

それがこちら↓世の受験生みんなに捧げます。
みんながんばれ!

そして、試験終了。
無事に帰宅。

笑顔で帰ってきた。

そして、根掘り葉掘り聞きたいところを、  

グッと
ググっと
こらえていたら、
娘がこれを書きながら話しはじめた。

ホッカイロに書かれた日記

娘「試験はまじでダメだ。いや、ほんとムリ。」

娘「でもさ、面白い人たくさんいた。前の知らない男子が、いきなり焦って私の方を向き、ものすごい小さな声で「筆記用具貸してください」って言うから貸したよ。その子さ、後ろ髪ハネてるし、声小さいし、謎だったけど、えんぴつとシャーペンと消しゴムの貸したよ。よく考えたらさ、その子が受かって、自分落ちたらイヤだなとも思ったけど・・・もう貸した後だった(笑)」

と爆笑しながらホッカイロに絵を書き始めた。

「返してくれた時もおかしくて。
机にコロコロっと貸したえんぴつを転がしながら、すごい小さな声で「あ、あした(ありがとうでした?)」って言っててさ(笑)」

結局、試験の内容より、

筆記具を忘れた知らない男子
髪の毛がナマケモノ🦥みたいな先生
声の大きな多分体育の先生
キレイな先輩高校生

などなど、彼女の心に残った人々の話だけ聞いた。

合格してもしなくても、

母は、その見ず知らずの少年を助けたあなたを誇りに思うことにします。

おつかれ。明日もがんばれ。

ご清聴ありがとうございました。

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