見出し画像

歩み

君が瞳をおとす
僕の手の届かないところで

寄り添えない階段の手すりで
その行く先を見上げている

何を祈ることができるだろうか

時には先を
時には後ろを
そして並んで

ぼくたちは 登ってゆくだろう

その先で 君は
その先で 君は
探し続けた君になる

その景色を
ぼくもまた 眺めているだろう

いいなと思ったら応援しよう!