道の途中
君よ 君であれ
過去をその背に抱いたままで
蒼い泪は
無常の刻が溶かすだろう
朱い疵は
新しい志が蓋するだろう
君よ 君であれ
ひと時孤独をも恐ることなく
たとえ
蒼天に密やかに瞬く
ひとつ星であっても
どこかで見上げる
人がいる
道は先へと 続いている
*****あとがき*****
もしも
君が居なくなっても
変わらない世界、、
それは
君が他の誰かになろうとした世界
そして、君のことを知らない世界
世界中の全てに
知られている人なんていないし
無人島にひとりきり
でもないだろう
君を知る世界とともに
君の作る世界のために
君は君であればいい