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不幸というパクチーを味わう:Anizine・PDLB

もしも自分にとって不幸なことがあったら、それを『楽しみだ』と思うほうがいいと思っています。

偽善者か自己啓発セミナーみたいな口ぶりですが、アウトプットが悩みや不満や不安や他者への怒り、啓蒙だけの人って、つまんないんですよね。だからといって、ただ毎日ハッピーっていう飲み会ウェーイ人種もバカ丸出しなので、そのアクセル加減は難しいのですが。

私はコミュニケーションに関わる仕事で法外なギャラをもらっているので、もし自分の毎日がコミュニケーション不全に陥ったらクライアントに合わせる顔がありません。商売というのは「紺屋の白袴」ではいけません。高級ブランドの販売員をしながら家でカップ麺ばかりを食べていたらアウトプットの質に影響します。

私が好きなエピソードなので何度か書いた記憶があるのですが、あるタクシードライバーは数年に一度ロンドンに遊びに行くのだと言いました。ご家族が住んでいらっしゃるんですか、と聞くと「いや、ただ本場のタクシーに乗るのが趣味なんですよ」と言いました。世界で一番資格試験が難しいと言われる伝統あるロンドンタクシーに乗って、サービスなどを盗むのが楽しいんです、と言います。よく考えたらタクシードライバーは休みの日に他の人が運転するタクシーに乗ることがあまり多くなさそうです。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。