保守的な消費行動:PDLB
動く人は1%以下だと言われます。あるサービスや商品を知った人が100人いても実際に購入する人は一人以下ということで、認知とアクションの問題です。まず、私たちの消費行動は思っている以上に保守的だということを確認しましょう。毎日使うティッシュやシャンプー、服やノートなどの消耗品は知らず知らずのうちに自分に合った(と感じた)ものを選んでいて、長い期間変わっていないはずです。
そこに「我が社のティッシュは吸収性に優れた最高の商品です。新発売」と言われても乗り換えることがないのは、いま別に吸収性に不満を持っているわけではないからです。そこで一番簡単で実感できる要素が価格であり、「我が社のティッシュは他社の半額です」と言われたら変える人も出てくるでしょう。しかし今の時代はすでに低価格なのは当たり前という認識なので、そこで過酷な競争をしても品質が下がるだけです。たとえ一度買ってもらっても品質に疑問を持たれてしまえば次はありません。
『保守的な消費行動』は反対に考えると、「選んでくれさえすれば継続して買ってもらえる」ということです。過激な価格や斬新な性能ではなく、保守的であることを利用する、つまり無意識のうちに今使っているモノの代替品としてスライドすることができればいいということになります。そのとき大事になるのがブランディングですが、具体的にはどうしたらいいのでしょうか。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。