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ボーナストラック~ジブリ私記15
気づいている方も気づいていない方も、このノート(note)にはマガジンという名の「記事を束ねる機能」がついていて、ぼくの目安では15本前後でひとつのマガジンとしてくくったらどうかと考えて、書き続けていました。
ひとつのマガジンとしてそれ以上の数の記事を入れ込むと、ボリュームが大きすぎるような気がしますし、書き手の自分としても目標としてひと区切りにできる(=頑張れる)のは15本が精一杯かなというのもありました。
というわけで、「シーズン1」と銘うった「私記のまとまり」はこの記事で終わりです。16本目からは「シーズン2」となります。
「シーズン」を締めくくるにあたって掉尾を飾る記事は「有料記事」にしようと決めていました。
頑張って書いているわたしへの「ねぎらい」ないし「カンパ」、「賛同」などなど。
『こいつに、ちょっと小遣いやるか』という豪気な気持ちになってお賽銭をくれてあげて、読んでみてください。
この記事を有料記事にするにあたっては、まず、けた違いにボリュームのある記事にしました。
ただし、この記事を購入せず=読まなくても、シーズン2以降、続きを楽しむのに支障はありませんのでご安心ください。
そうは言いつつ、ここでしか言わないこと、完全公開だと拡散されてしまって言いにくいことも書いていますので、奮発してくれる方の期待は裏切らない内容にもなっていると思います。
【ジブリ私記15~労働組合のこと、創造性はヤワなこと】
★01~前置き
自分が働いているとき、「いまわたしは労働している」という風に考えるひとはいますか?
もしそうでないなら、働いている姿のあなたを見て、誰かが「あなたは労働をしていますね」と言ったら、どう感じるでしょうか。
ちょっとカチンとくるかも知れない。
多少の程度はあれ苦労も覚えながら、一方でやり甲斐を覚えてもいる自分の営みを、まさか「労働」だなんて、ちょっと殺伐とした印象の言葉で言ってくれるなああ。
そう思うひとは案外多いかも知れない。
しかし「労働」という言葉はいつから、そんな希望のない色合いのものになってしまったのでしょう。
★02~労働組合から生まれた才能
ぼくはでも、ジブリで働いていた時代、自分が携わっている仕事を、苦労もやり甲斐も両方あれ、「これは『労働』である」と思いながら、それをしていました。
そのときぼくには(いまでも)「労働」という言葉に、『侮蔑的な意味』を含ませているつもりはありませんでした。
なにしろ「労働」はまた、「労働組合」の「労働」でもあるのだから。
お互いを助け支え合い、自らの労働行為に対して脅威となる存在(それは経営側とか資本とか言われます)から身を守り、対抗する基地としての「労働組合」。
その存立基盤にもなっている言葉「労働」を常に頭の隅に置いてぼくはジブリで働いていました。「労働」という言葉を絶えず思い巡らせながら、『なぜジブリに労働組合がないのか』と自問しながら「労働」していました。
ジブリには労働組合がありません。
というか、労働組合がなくて当たり前な感じの社会にいつの間にか(いま)なっているので、「それが、どうしたっていうの?」と思われる方も多いかも知れませんが、「ジブリに労働組合がない」のはちょっと不思議なことなのです。
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