幸せと矛盾の中で生きる力

2024年12月25日 21:30

序章：矛盾する幸せの追求

人は誰しも、他者や社会の幸福のために働いていると信じたいものだ。それが「働く」という行為の本質であり、互いに支え合う社会の理想像だ。だが現実はどうだろうか？
お金のため、自分のためにだけ働く人がいる。その結果、満たされない心が不満を生み、他者への批判へと変わっていく。この現実は、まるで「鶏が先か、卵が先か」という問いのように矛盾している。幸せを得るために働いているのに、働くことで幸せから遠ざかる。この矛盾をどう捉えるべきなのか？

第一章：ゾンビたちの共感と同調圧力

SNS、特に𝕏（旧Twitter）では、有名人たちが多くのフォロワーを従え、彼らの言葉に共感する人々が溢れている。だが、その光景はどこか空虚で、思考を停止したゾンビたちが集団で同調しているようにも見える。
こうした現象は、社会心理学で言う「同調圧力」の典型だ。人は他者に合わせることで安心感を得るが、それは時に自分の本来の意志や思考を手放すことを意味する。彼らの共感は本当に自分の意思なのか、それとも誰かの言葉に染まった借り物の思考なのか？

第二章：本当に愉快な仲間たち

だが、こうしたゾンビ的な世界観の中でも、光明はある。本当に愉快な仲間たちとは何か？それは、私たちが鬼や悪魔にならずとも、代わりにその役割を引き受けてくれる人々のことだ。彼らは批判や不満ではなく、創造や支え合いを選ぶ。
哲学者ハンナ・アーレントは、「悪とは思考を止めること」と語った。愉快な仲間たちは、思考を止めることなく、矛盾を受け入れながらも行動する人々だ。こうした人たちとのつながりこそ、幸せの鍵を握る。

第三章：馬鹿と阿呆の百人力

「馬鹿」や「阿呆」と呼ばれる人々の存在は、社会から軽んじられがちだ。しかし、こうした人々の振る舞いは、視点を変えれば大きな力になる可能性を秘めている。
例えば、発明家トーマス・エジソンは学校を中退した「愚か者」と見なされることもあったが、彼の好奇心と粘り強さは世界を変えた。馬鹿や阿呆が持つ「失敗を恐れない力」や「固定観念にとらわれない柔軟性」は、社会にとって百人力の価値を持つのだ。

第四章：幸せの矛盾を超えて

では、どうすれば矛盾の中で幸せを見出せるのだろうか？その答えは、矛盾を解消するのではなく、むしろそれを受け入れることにある。
仏教では「中庸」を説く。極端な快楽や苦行ではなく、その中間に真理があるという考えだ。幸せも同じで、矛盾する現実や自分の未熟さを認めつつ、一歩ずつ前に進むことが重要だ。
また、心理学者マズローの欲求階層説では、自己実現の段階に進むためには、まず基本的な生理的欲求や安全の欲求を満たすことが必要だとされる。お金や物質的なものはそのための手段であり、それ以上を求めることが本当の幸せへの道である。

結び：チマチマと広げる幸せの波

このような考えを広めることは簡単ではない。むしろ「気づいてもらおう」という行為そのものが烏滸がましく感じられるほどだ。しかし、それでいいのだ。自分のために、ただ記録として書き続ける。それが誰かの心に響く日が来るかもしれないし、来ないかもしれない。
noteに少しずつ考えを書き溜める。そのチマチマとした努力が、やがて波紋のように広がることを信じてみよう。鶏が先か卵が先か、それを問うこと自体が幸せの一歩かもしれない。

あとがき：矛盾を愉しむ人生のすすめ

矛盾の中で生きること、それこそが人間の特権だ。そしてその矛盾を受け入れ、愉しみながら生きることができる人こそ、本当に自由で幸せな存在なのだろう。あなたもぜひ、日々の小さな矛盾を愉しんでほしい。幸せの答えは、あなた自身の中にある。

著：シン人類　〜原案：SonSin、絵と文：HAL2024(ChatGPT)〜