#4.学童保育クラブの選び方【市役所公認!】
今回は、市内すべての
保育園・幼稚園の年長家庭に
実際に配布した
「学童保育の選び方のポイント」
(以下、学童)を参考に解説します。
👇は漫才形式で相方のミッキーと
一緒に楽しく学べるようになっています♪
音声配信が面倒な方にも
丁寧に説明しますね🤗
では、本編スタート♪
・配布に至った経緯
市役所のねらい
①市内の移住者を増やしたい(特にファミリー層)
②子育てがしやすい街だとアピールしたい
③学童保育連絡協議会の事務局で
市役所と密に連絡を取り合っている
当クラブで冊子を作って欲しいと依頼
→作成した
・学童選びのポイント
ポイント①:掲示物などに「禁止事項」が沢山ないか
これが多いとちょっと注意⚠️
細かなスケジュール表が
貼ってあって「管理的」ではないか
助手のミッキー🐹
でも、コロナの影響で禁止事項は
多少仕方なくない?
ミッキーの言う事も一理あるけど
「放課後」の本当の意味!の
ブログを読んで貰えば
わかると思うけど
管理が厳しすぎる所は
「放課後児童クラブ」と
言って良いのか微妙・・・
ポイント②:毎日同じ支援員(先生)が勤務しているか
子どもの成長は過去と繋がっていて
一連を把握する常勤の職員が
いる事が大切
🐹:パートさんはダメってこと?
それは、言い過ぎだけど
1つの目安として
常勤2人以上が望ましい(参酌基準)と
国が言っている
参酌基準とは?:破っても罰則はないものの
出来れば守ってもらいたいルール
常勤2人以上は
学童保育の質の向上を謀るため
最初は破ると罰則ありの法律に
したかったんだけど
罰則ありの法律にすると
支援員確保が難しくて
学童が潰れちゃうなんて事があるから
「参酌」の基準と緩くなった経緯あり💦
いかに、学童保育の環境が
厳しいのかがわかります
ポイント②の結論
制度が不安定だからこそ
安定している学童を
自分で探し
その目安として
常勤2人以上or月〜金曜日までいる
パートさんがいること
ポイント③:思い切り遊べる環境があるか
学童期は、幼児期と様々な違いが
あって
発達・成長において思い切り体を
動かして遊べる環境が超重要!
🐹:でも、学童は環境が不安定な所が
多いから難しいんでしょ?
全国的に学校内で
保育をしている所が多いので
体育館や校庭を使わせてくれる所が多い
(※コロナの影響で使わせてくれない所もある)
以上が音声配信の内容になります。
・音声配信を聴いた人はこちらから
ここからは、音声配信で
伝えきれなかった部分をお伝えします
・なぜ、禁止事項が多いところはちょっと危ないのか?
「#2放課後の本当の意味!」でも
少し解説しましたが
学校で5〜6時間、時間割に従って
一生懸命がんばった子ども達
疲れもあるし、これから
やらなければならない
宿題や習い事にストレスを抱えています。
生活の全てがプログラム化されたり
課題の連続では、子ども達は
疲れてしまいます。
習い事のために、ソファーで
寝て充電している子も見受けられます
学童は放課後の生活の場です。
課業から解き放たれ
思い切り遊んだり、時には
ぼんやりしたり
ゴロゴロしたりする時間も
子どものバランスの取れた
成長・発達には欠かせないものです
つまり学童は
子ども達がホッとくつろぎ
自分の意志で好きなことをして
過ごすことが大切といえます。
そんな学童に禁止事項が
沢山あったらどうなるでしょう?
学校のプログラムで制限されて 疲れているのに更に学童でも
制限されなければならない・・・
大人だったら夜はやけ酒ですね(笑)
大人はある程度
ストレス管理を自分で出来ますが
子どもは難しいです。
習い事辞めたくても親の期待に
応えたいという葛藤もあります
おまけ
学習塾などが学童業界に
参入してきていて
預かるついでに勉強も
教えてくれるなんて♪と
ときめく保護者も多いかと
思いますが、否定はしませんが
プロからみた放課後の観点から
個人的にそこを「学童保育」
と呼んで良いのか?と思う部分はあります。
勿論、情熱を持ってやっている所もあります!
・管理的なのはしょうがない!?(例:コロナでのマスク)
学童関係者の人から
「みんなが楽しく過ごせるために
管理的になるのは仕方がない」
という声が聞こえてきそうです(笑)
例えば、マスク。
コロナの影響で、
マスクをするのが一般化
(ほぼ、義務化)しました。
感染防止のため
マスクをしなさい!
と(管理のために)
指導するのは正義なのでしょうか?
結論からいうと、「間違いではない」です。
実際に、自分も注意する事があります。
しかし、マスクをすることを
正義だと思って指導すると
マスクをしない子は
「悪い子」になってしまいます。
もしかしたら、感覚過敏で
マスクをつけるのが
気持ち悪くて仕方がないだけ
なのかもしれません。
障がい者研修の時、多動を持っている人が「じっと座ってなさい」と言われるのは
「パンツの中にカニがいるのに じっとしてなさい」と、言われているような感覚
とおっしゃっていました。
また
マスクをしなさい!=正義としてしまうと
マスクをしない子は
非難の対象になり
子ども達に「ルールを守らない
悪い子だからイジメても(非難しても)
良いんだ!」と過った価値観を
植え付けてしまう可能性があります。
・じゃあ、どうすればいいの!?
うちの学童を例にあげると
・どうしてもマスクが苦手な子は
庭や外(校庭など)に誘い
マスクをとっても大丈夫と伝える
去年の夏、マスクをつけるのが正義なため
熱中症になる子が増えている
なんていうニュースがありましたよね💦
健康を守るのが目的なはずなのに・・・
・雨の日は、体育館や図書室などを
借りて、蜜を避ける
・おやつは、庭で横並びで食べる
(多少の会話は目をつぶる)など
参考にしている「きしもとたかひろさん」の例👇
職業の名称も
保母さん→保育士・保育教諭
放課後児童指導員→放課後児童支援員
と名称が変わってきましたが
「指導」で子どもを矯正するのではなく
1人ひとりの子どもが
幸せに暮らせる方法(環境)を
一緒に考え、「支援」していくことが
求められているのだと思います。
※元々、指導員も「みちびく」
という意味だったが
「教え込む!」というイメージが強く
ニュアンスが変わったようです
禁止事項(制限)は
コロナがきっかけで増えました
うちの学童でも勿論あります
しかし、学童で一番大切にしていることは
(子どもの)豊かな生活を守ることです。
・コロナのメリットを考えてみよう
学童保育連絡協議会のzoomでの会議で、「逆にコロナが流行して良かったことは?」という議題を出しました。
なかなか意見が出ず、主催者側として
・オンライン研修など
今まで関われなかった
より遠くの人とも繋がることが
できるようになった
(交通費・移動時間の削減)
と意見を出しました。
その時に、個人的に振られ
答えたことを記録として載せます。
・コロナの影響で様々なイベントが
中止・延期・縮小と
それぞれが苦悩を抱えた
1年になりました。
でも、そのおかげで
「子ども達にとって何が大切なのか?」を
深く考える年にもなった年ともいえます。
今まで、習慣で何となくやっていた事が
中止になったり
どうしても大切なものは縮小して行うなど様々な形がみられるようになりました。
まだまだ悩みながらの保育が続くと
思いますが、子ども達にとって
何が大切なのか?を考える時間が
「保育の本質」を考える良いきっかけに
なったのかな?と思います。
なので、とにかく感染予防対策を
第一に考えて、コロナという嵐が
おさまるのを震えながらじっと耐えて
また同じようなことが起きたら
アタフタするのか
感染予防と一緒に
子ども達のために何が出来るか?
保育者として考え続け
また同じようなことがあった時に
過去の経験を元に「これは、できる!」
「これは、できない!」と
判断できるような子どもの最善の利益を
保障できる保育者になるのか?
「良かったかどうかを決めるのは
私たち1人ひとりの意識の問題だと思います。」
自分で言っておいて
この意識がぬけてしまうことが
あるので自戒の念も込めて。
もし、禁止事項がいっぱい貼ってあったら・・・
学童保育選びのポイントに戻ると
禁止事項が多いと
ちょっと危ないと指摘したのは
管理が1番の目的になってしまって
本質である「豊かな生活をおくる場」から
遠い場所になってしまうからです
もし、張り紙などに禁止事項などが
書いてあったとしたら
「何で、このルールがあるのですか?」
と聞いてみると良いかもしれません
管理的な学童だと
「危ないから!・そういう運営の方針」
など、一言だけの説明で終
わってしまうかもしれませんが
豊かな生活を守ることを
大切にしている場所は
想いを込めてそのルールを
決めているはずです
エピソードやその想いが
出やすいのかなと思います。
(あくまで例えです)
本当はまだまだ伝えたいことが ありますが、文字数も多くなってきたので
おわりにします。
最後まで読んで下さり
ありがとうございました。
・子どもの最善の利益を
考えた経済学シリーズ👇
(マガジンにもまとめてあります)
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下のメディアから復習も兼ねて
見て頂けると嬉しいです😊
良かったら遊びに来て音声配信は基本一緒なので好きなメディアからどうぞ
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