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偏愛ゆえの偏執的創作スタイル。

こんばんは。hirokoです。
先日書いた創作のマストアイテムに続き、今日は創作スタイルについて。

この記事に書いたように、私にとってBGM(BUCK-TICK)=インスピレーションの源。

ただ、このBGMの使い方がかなり偏執的。
これ!と決めた1曲を作品にすることが多いのですが、その場合、かなりの音量でその曲だけをリピートしながら制作します。(映像がある時は映像をリピート。)

延々と繰り返して聴くうちに、音と自分の境界が曖昧になって、周囲の雑音が遮断され、別の回路が開く感覚になります。←これが気持ちいい。
そうやって音の世界に没頭して、集中して、次々と浮かぶ色やイメージ・言葉を作品に落とし込んでいくのです。

そうやって描いた作品のひとつがこれ。
タイトルは「誇り(Pride)」。

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孤高の王。
内に燃える炎と気高さ。
曲げることのできないプライド。
ゆえの、悲哀と後悔。
そのすべてを包み込む静寂と月。
・・・そんなイメージ。(描き終えてから言語化)

このMVを流しっぱなしで描きました。

これ、一人の時しかできません。
たぶん一緒にいる人、気が変になると思う(笑)
自分でもちょっと…いや、かなりイカレてるな、と思います。
あっちゃんの声なら、際限なく聴いていられるのです。
むしろ聴いていたいのです。それが幸せだったりします。

作品を作る時だけではなく、曲を読み解く場合も同じ。
その曲を流しっぱなしで調べ物をしたり、歌詞を読みこんだり。
連想ゲームのようにとりとめなく浮かぶイメージや言葉をつなげて、文章にしていくのです。

たとえば、こんなふうに。

これは、このアルバムの1曲目。

読み解きの場合は、単語と単語、曲と曲がつながって、不意に別の景色が見える感じ。で、勝手にそうだったのか!って納得する。
意味深な歌詞が多いので、読み解けた時の自己満足度が非常に高いのが特徴です。

音と一つになる感覚。
イメージを色や形にして、再度言葉に変換する面白さ。
謎めいた世界を自分なりに解き明かす楽しさ。
点と点が繋がって、言葉になる快感。
創作で味わえるすべてが、たまらないのです。

あっちゃんの声に包まれて、安心して感覚を解放して、誰にも邪魔されずに好きな世界に没頭して、好きなことをする。なんて幸せなのでしょう。

尋常じゃない集中力と熱量。
偏愛まみれの偏執的な創作スタイル。
そこから生まれる作品はすべて愛のカタマリです。

…ある意味、これも沼。

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