遊びつくして味わいつくせ・RAZZLE DAZZLE
赤と黒のキャンドルを眺めていたら、BUCK-TICKの「RAZZLE DAZZLE」が観たくなった。
RAZZLE DAZZLE
2010年10月13日に発売されたBUCK-TICK17枚目のオリジナルアルバム。
※razzle dazzle・・・その場限りのバカ騒ぎ、見かけの煌びやかさ、など。
*
RAZZLE DAZZEは、命への賛歌だと思う。
彼らの作品の揺るがぬテーマのひとつが「生と死」。
この作品にも、儚さゆえの美しさ、光と闇、優しさ、命の力強さ…いろんなものが、ファンタジックな味付けで、ぎゅっとつまっている。
「狂気のデッドヒート」の末、生まれてきたわたしたち。
この命は、生まれ落ちたその瞬間から死へと向かっている。
儚い命。
限りある命。
退屈したり、ソレナリで満足してる場合じゃない。
「人生はRAZZLE DAZZLE。
退屈してるんなら、足りないんなら、踏み出せよ。
どうせ一夜限りのバカ騒ぎなんだから。」
躊躇いを見透かすみたいな、今井さんのそんな声が聴こえてきて、唆される。いや、むしろ唆されたい、と思っている。また型にはまりかている自分に、気がついてしまったから。
このアルバムを聴きたくなるのは、遊び心が欲しい時。
ちょっと妖しいサーカス小屋。
魔法の呪文。
羽虫にPIXY、美しいもの。
夢、宇宙。
大好きなものが詰まっていて、楽しむことを思い出す。
這い出せ 退屈なレジスタンス
それなりで楽しいか?
TONIGHT TONIGHT
快楽 甘美が 人生さ
~RAZZLE DAZZLE (作詞作曲・今井寿)
どうせいつかは星になって還るんだもの。
なりふり構わず、遊びつくし、味わいつくそう。
*
ラズダズ観ながら描いた絵。
きらきらでごちゃごちゃだから、人生は面白い。
あら、同じ色。
80/100