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交流級という選択肢


一年生の5月頃の話です。
4月に様々なトラブルが発生した凸凹家。
そこで学校に不信感を覚え、夫婦で参戦した
支援級の授業参観から交流級のお話。


支援級の学習

学業面を担任に任せる事が危険と感じた母。
しかし解決策が閃いたのも授業参観の日でした。

主人と二人参戦した授業参観は酷い内容に絶望。
自分の目を疑いました。

ん?国語の授業?

国語の授業のはずなのに、なぜか数字を123.次の子が45と数え始め最後の数を言った人が勝ち。
そんなゲームみたいです。


まさに絶望です。
しかし、ただでは転ばぬ母。

主人と手分けして他のクラスの授業参観へ。

そこで目にした通常級の授業。
(脳内BGM発動。by大改造 劇的ビフォアアフター)
なんと分かりやすい事でしょう!
書き順を色分けされた大きな漢字ボード。
これを使って一年生のみんなに優しく教える姿。

わかりやすいっ!
これなら凸凹ちゃんもイケるわっ!

先生が国語の先生という情報も得て確信に変わりました。
確実にこの先生の方がわかりやすい!
👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏

授業参観後の行動

授業参観からすぐ国語の授業を交流級で行えないかと動き始めた母。

すると支援級の担任が行けないと言ったり
行けると言ったり……。

もうこの時には母はどんよりうんざりです。

そこで教頭先生を巻き込み話を進めます。
(教育委員会を通して仲良くなった😁)

そして晴れて交流級での授業が開始。

サクッと書きましたが、これまた色々ありました。
疲れすぎて脳内リセットかけた為記憶がおぼろげ。

とにかく交流級のおかげで国語の能力も学習面での問題点もわかり緊急措置でしたが、この期間はかけがえのない時間になりました。

将来を考えた行動


我が家の場合は特にステップアップを考えていたので、入学してから尚更どうしようと悩みました。

凸凹ちゃんは将来的な目標があります。
その目標から逆算して小学校では遅くとも
高学年までには通常級で生活をさせたい。

こんな話を入学前から医師としていました。
それにはクリアしなければならない課題があり、
それを一つずつできるように支援級に入れよう。

そして低学年で環境に耐えられる土台を作り、
さらに身の回りの事など様々な課題を乗り越えて
なんとか通常級で生活ができるようになろう!

まだみぬ未来に希望で目を輝かせ一家一丸となり、エイエイオー!と気合を入れた凸凹一家。

現実は甘くありませんね。
崩れ去ったよ(((壊゚∀゚)))ァヒャヒャヒャヒャヒャヒャ

支援級に入れた事で授業の遅れが生じたら、
学年が上がって通常級に入れたくても難しい。
───────これが当時の現実────────

そこで手にした交流級という切り札。
絶対離さないわよ!

でも、本当はストレスの負荷も大きいのです。
だからお医者さんは通常級に行くのは反対でした。

でもそんな事言ってられるレベルじゃないのよっ!
このまま行くと土台ができる云々関係なく詰む!

そんなこんなで当時の母は独断と偏見で必要な手続きをバリバリ進めました。
残念ながら時間数の制限があり、国語と算数は受けられず。
そこで国語と図工や生活などを組み合わせて時間が取れる量いっぱいまで通常級で過ごしました。

交流級での姿


通常級のクラスの子にとって、支援級の子供はお客さんという感覚。
そしてそこに参加する支援級の子供は、お邪魔します。という感覚の様です。

だからなのか、凸凹ちゃんは交流級のクラスに入る時に毎回挨拶をして教室に入っていたそう。

「失礼します!〇〇クラスからきました。お願いします」

「失礼します、今日もお願いします」


こんな風に毎回教室に入っていたそう。

面談の時にその話を聞いた時はとても驚きました。

そして通常級側では、数名の同じ園出身のお子さんが、歓迎の言葉で迎える。
それが恒例になっていたそう。

「〇〇ちゃん来たんだね!いらっしゃい」
「〇〇ちゃん、もう帰っちゃうの?もっといようよ」

こんな言葉をかけてくれていたとか。

その出来事を聞いて柄にもなく涙腺が緩んで目頭が熱くなり、通常級の担任に深く感謝しました。

子供達が受け入れてくれるのは、当たり前の事ではないと母は思っています。

そういう学級作りを担任がしてくれているから。
そして特別支援の子供や障害児に差別感情を抱かせない子育てを親御さんがして下さったからだと思っています。

この二つが揃ったからこそ、クラスの子供たちから温かい言葉や優しい言葉が出てくると思うのです。
本当に感謝しています。

さらにこの一年があったからこそ、学年が上がっても、学校を転校しても良い経験が記憶に残っているので新たなクラスに行ける事ができたのです。

そうでなければ、環境の変化にナイーブな凸凹ちゃんはクラスの敷居を跨ぐことすら不可能です。

温かな受け入れ体制を整えてくれたからこそ、教室と廊下の境界線にある、彼女にしか見えない重い扉を開く事ができました。

それを証拠に、新たな学校見学の際、支援級の教室に足を踏み入れるのに躊躇して時間が2分から5分ほどかかりました。
でも、たったの五分。

母は凸凹ちゃんのタイミングで入れば良い。
でも一歩踏み出したら楽しい事が待ってるよ。
そんな声がけをしたと思います。

新たな学校のお兄ちゃん達は、そんな凸凹ちゃんを見て、折り紙を取り出し一緒にやろ?と声をかけ輪に入れてくれたのです。

この体験は母子共に有り難く今後の人生に良い成功体験として影響していくと思います。
本当に感謝です。


交流級でカバーできない所


交流級という選択は時間数に制限があります。

支援学級に在籍の場合、週の半分までしか交流級にはいけません。

大事な事なので2回言います。

週の半分です。

でも、必須科目を交流に活かせると、途端に時間数が削られる為、国語と算数の二科目を交流する事は難しくなってきます。

凸凹ちゃんは国語を交流級で過ごす為、算数は支援級で勉強する事になったわけです。

しかし、算数も教科書の内容ではなく、園児が行う内容で、インターネットから印刷した内容の物。
(自宅学習で使っていた物もあった)

これは……と算数は母なりに調べて、家で基礎から応用まで全て自力でまかないました。

平日は学校に行き、帰宅後に宿題と自宅学習。
これが毎日のルーティン。

でも、サラッと書いてますが砂の中で透明ピアスのキャッチを探すレベルで大変です。

だって、母の脳内に小学一年生の頃、何の授業をしたかなんて記憶にございません。
思い起こそうとしても、何もない土地から化石発掘するレベルです。

それに今の子がどんな事を習うのかも知りません。
教え方?知るわけがない。
だって私、勉強苦手な子だったから。

しかも時間だって足りません。

学校に行かせる時間が勿体無いと感じてしまうほど、圧倒的に足りない。

学校は?
教科書に沿った内容の授業?
やりません。
教科書は使わず、プリント渡して放置。

これがこの担任が行う支援級の実態でした。

他にも子供がいるのでお宅のお子さんだけを見ることはできない。


あまりにも何も覚えていない凸凹ちゃんに授業の事を聞いたら、教科書は使わずプリントをして終わり。

母は動きました。

「教科書を使った授業はして頂けないのですか?」

「5年生の子の勉強を見なければいけないので一年生の内容は見れません。」

「他にもお子さんがいるので、教科書を使って教えるのは難しいです」

だそうです。

ちなみにご存知だと思いますが、支援級の定員は最大8名です。

通常級は最大40人?38人?くらいです。

他の支援級のクラスはそれぞれ課題をやっています。
勿論、先生がそれぞれに勉強を教えています。

なぜ?どうして?うちだけ不満?

母の想い


授業はせず、覚える事もなく自己肯定感を下げられて帰ってくる日々。

学校って何?行かせる意味はあるの?と日々自問自答の繰り返しでした。

だから自力でまかなうしか選択肢がなくなりました。

しかし自宅学習で学校の内容を網羅できるのも、低学年まで。
でも、今できる事をしなければ。
基礎的な事を学校で教えてもらわなかったら?
どこで勉強を教えてもらうの?
先の見えぬ不安と苛立ち。
母はそこである日気が付きました。

あらあら〜体重が5kgも減ってるわ😆
久々に見た中学校一年生の頃の体重。
あの頃より20cm身長伸びてるのにね。

🤔うーん🧐私、きてます、病んでます😊
でも良かった〜、禿げなくて。
お岩さんみたいにならずに済んで、
沢山美味しい物食べられる😋ラッキー✌️

一瞬病んでる風ですが、自己愛強めの私。
我が家の実家の教訓。
やられたらやり返せ。昭和ならではの考え。
今だとアウトです。

でもこの考えが染み付いてる昭和の母、
変なノリになり覚醒。

よっしゃ!やったるわっ!

頭のおかしなQ&Aで無双

  • 教科書使って授業してくれない
    「よっしゃ!家で教えたるわっ!」

  • 先生が教科書キープしていて渡し忘れて音読の宿題ができない
    よっしゃ、お家用教科書📕買ったるわ!

  • 先生が漢字ドリルキープしていて渡し忘れて宿題ができない。
    よっしゃ、取りに行ったるわ!

  • 先生が計算ドリルキープして渡し忘れて……
    よっしゃ、取りに行ったるわ!

  • 先生が連絡帳返してくれなくて宿題わからない
    よっしゃ、聞いたるわ!

もちろん凸凹ちゃん自身が忘れてくることもあるけど、ほぼ担任のミス。
そこに付き合うほど時間に余裕のない母。

やったる、聞いたる、取り行ったる

タルタル精神で乗り越えました。
開き直りからの無双で、宿題に関してはクリア。

しかし、無双に入ったら毎週夕飯時にインターホンが鳴る様に。

アポ無しお宅訪問と言えば………

「ヨネスケの突撃となりの晩御飯」

と見せかけて、教頭と担任がやってくるように。
凸凹ちゃん、教頭先生大好きなんです。
だから大興奮。嬉しくって嬉しくって😊
帰った後の興奮はずっと続いて、ご飯がぜ〜んぜんすすまな〜い😊💢
ご飯の支度も遅れる〜。しかも毎週〜。
多い時で、週2か〜い(((\(*・ω・*)/))) バリアー

一応謝罪にきてますよ↑
アポ無し突撃で申し訳ございませんと毎週訪問され
謝られてるのか、さらに迷惑かけられてるのかよくわからないツッコミどころ満載な日々を8ヶ月過ごしたら、物おじしない無双人間が出来上がります。

障害者向けの教育関連


三年生目前になり調べて知った事。

三年生になると理科、社会が出てきて帰宅も遅くなり、教える事もさらに増えて複雑化。
家でできる事と言えば復習程度が時間的にも限界だと思います。

そんな思いが募る日々にチラッと広告が目に入りました。

発達障害やLDのお子様に特化した教え方の文字

なぁにこれ?そんな感じで興味を持ち調べ始めた母。なんと、最近では障害者に特化した家庭教師や通信教育があるみたい。

そこで、チラッと金額を見てみたら、通常の3倍。
😱高いっ!
家庭教師やチャレンジタッチでさえです💦
塾も発達障害者向けの所を見てみると、英会話教室に通える料金。

この金額を見て、経済格差の荒波がここまで押し寄せてきているのかと感じました。

我が家としては節約できる所は節約しつつ、どうしても必要になったらこの先利用する(ムリムリムリ)という思いで一応アンテナをはっていこうと思います。

気になる方は
発達障害 家庭教師 とか LD チャレンジ などでGoogle先生に聞いてみてください。


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Ange
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