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希死念慮

梅雨の晴れ間、夏になった日差しが厳しい。

家族の夢を見た。
凄まじい希死念慮に襲われる。

消えてしまいたい…心体が硬直する。


月曜日たった一泊二日の外泊で疲れが半端ではない。
身体が鉛の様に重たい。
ただ入院中に傷病手当証明書の依頼をせねばならなかったし、
協会にも確認をしなければならなかった。
さらに市役所に市町村民税等の確認もしなければならない。
誰も代わりにやってくれる人はいないのだから自分でやらなければならない。
疲弊しきった心体に鞭を打ちやる。

午前中はそれをやりながら。
作業療法にも出て来た。
革細工にいま取り組んでいる。
世話を掛けている父と弟に小銭入れを手作りで作っている。
母には革細工で本のしおりを作り既に渡した。
私にいま出来る家族への感謝の心をこの様な中だが必死で形にしているところだ。

午後
主治医との面談。
外泊の状況等を包み隠す事なく伝える。
その中で退院してしまってからの方がやはり問題だっ。
今はなんだかんだいいながら医師、看護師はもちろん、患者どおしで会話をし。
作業療法を通して軽作業をしている。

家族以外の人とコミュニケーションをとって、少しの事だが作業をしている事は私にとって非常に大きな事だ。

退院してしまえばそういった事は一切なくなってしまう。
社会からの隔絶は、自己の存在の無を意味する。
また、それによって不安が増大し社会との隔絶が長期化する原因となる。
引きこもりが社会問題となっている中、まさか自分がその瀬戸際に立たされると思っても見なかった。

これは総合大学病院からクリニックへ転院する私の突きつけられた問題だっ。
自分の居場所を自分で見つけださなければならない。
しかも環境が全く違う状況の0から。
不安になるなと言う方がおかしな状態だ。
どうしたものか…

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