季節は秋
毎年恒例の高校サッカー選手権の地区決勝戦へ行って来た。
いつもなら息子と一緒だった。
弟が今回は誘ってくれた。
母校がいつも決勝戦を戦っている。
今年も同じだ。
違うのはコロナ禍で応援が自粛されていること。
後輩達は全国の切符を手にした80分+アディショナルタイムを戦って。
私といえば嬉しいけど、息子が隣にいない寂しさでなんとも言えない感情。
いつもなら公園でサッカーをして帰るところだ。
やはりこの寂しさには慣れない。
息子とはサッカーを通して沢山の思い出がある。
酷暑でも極寒の中でもサッカーを通して沢山のことを学び仲間を作った。
虚しいものだ幼稚園からずっと2人でたくさんのグランドを周りたくさん一喜一憂して
彼は少年になった。
後輩には優しく、挨拶、準備、片付け、リーダーシップ…
妻はサッカーをする息子に理解があったとは言いにくい。
まともに試合を観たこともない。
息子とは遠征にもよくいった。
今はもうサッカーをしていないらしい。
両ききのCBとして県選抜にも選ばれたそれも虚しいものだ。
今はゲームに夢中らしい。
いや妻と義父がゲームを与えてほっ散らかしているだけだ。
長女は中学生だから仕方ないが。
息子と末娘は私に返して欲しい。
ただ学問を勉強してよい点を取ることが全てではない。
色々なことを通して仲間を作り、自分を磨くことが大切なのだ。
人間力というか感謝する態度というか、そういうものが大切なのだと教えたいが出来ない。
虚しい。
実に虚しい。
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