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人生初めて出会ったレス夫婦は…


最近、「レス」についての記事をオススメされてまして…

noteって、一度記事見て「スキ」するとソレに関する記事をオススメしてくださいマスよね。

ありがたいのですが、読んだは良いものの色々と悶々と考えちゃう時もありまして…

「レス」に関しては、まさにアタシの脳ミソの中で、アレやコレや考えが浮かんできて、まとまりのつかん域に達してまして。



考えてなんかしら書いてみて、
「イヤ、やっぱそうじゃねぇな…」
ともう一度考える。

んで書き出したら
「イヤイヤ、待てよ、やっぱそうだよなぁ」
と、またしても悶々と考え始める…



まあ、収拾のつかん、まとまりのない記事になります。
下書きはそんなグチャグチャ「レス」記事でいっぱいダヨ。
あ、あと、「モテ」も同じような感じだ。



アラフィフぐらいの年代になりますと、

「ウチ、レスです‼︎」

って夫婦、多くなってしまうかもしれません。

実際、アタシの飲み友達たちは男女共にほとんどが「レス夫婦」デス。



イエ、ネ、友達たち、アラサー、アラフォーの頃から「レス」って言ってる子も、まあまあいたんで、年代関係ないような気もするが…



「レス」記事がなかなかまとまんないんで、今日はコチラのハナシをひとつ…



アタシがこの世で最初に出会った「レス夫婦」は何を隠そうアタシの両親デス。

なんなら、「レス」になりたいという母ちゃんの手助けをしたのもこのアタシ。

お恥ずかしいハナシなのデスがね…

ウチの父ちゃん、ちょっと家族計画が無茶苦茶だったんだよね…



父ちゃんは、仕事はとてもよくする働き者なのデスが、ケンカっ早いのが玉に瑕でして、すーぐ社長とケンカして会社辞めて帰ってきてたんデスね。

新しい職場で働き始めても、またぞろ、すぐケンカして辞めて帰って来る。

んでもって、そんな自分稼ぎ悪いにも関わらず、
「子どもを鍵っ子にしたくない」
っつって、母ちゃんを仕事に出させなかったんデス。

当然、ウチ、ソコソコの貧乏でして。

子だくさんなんてやってる場合じゃねえのに、家族計画が立てられない。



母ちゃん、実は2回ほど中絶してます。

ウチ、アタシと弟と妹の3人兄弟なのですが、あの中絶なければアタシには4人の弟と妹が居たと言うコト。

オイオイ、子ども5人、て。
下手したら、カネ無くて一家心中モンや。

実際、妹の時は中絶費用を工面するコトが出来ず、産まざるを得ない状況だったようで、父ちゃんと母ちゃんは
「いっそ心中か…」
だなんて話してたとか。

まあ、そんなバカなコト、でけへん、つって、父ちゃん一念発起で事業起こしまして。
がむしゃらに出稼ぎ行きまくってました。

アタシにとって妹はいなくては生きてイケナイ大切な存在なので、産まれてきてくれて本当に良かった!
おカネ、無くて良かったヨ〜、神様ありがとう!



アタシが父ちゃんの家族計画の無計画さを知ったのは、母ちゃん2回目の中絶の時です。

アタシが中2だか中3だか、その頃。

母ちゃんがおもむろにアタシにハナシ始める。

「ane、実は子ども、できちゃって」

「子ども?」

「うん。妊娠してもうた」

「マジか」

「もう体力的にも精神的にも、産むの無理なんよ」

「うん」

「堕ろしてええかね?」

「しゃあないやろ。
産むんも育てるんも母さんやし。
できる限りの協力する言うても、アタシはそんなにチカラにはならんやろし、妹ちゃんもまだ幼稚園やし、母さんがエラいだけやろ」

「あのね、中絶ってサ、まあまあ後シンドイんよ。
ツライ間、家事頼んでええかね?」

「もちろん、やるヨ」

「悪いね、ane」

その頃には父ちゃんの仕事も軌道に乗ってて、経済的には余裕があったんデスが、母ちゃんも36か7かって年齢で、妊娠も出産も育児もキツかったんだろう。

と、ここで、母ちゃんは大きなため息をつき、赤裸々な夫婦事情を暴露する。

「父さん、そういうコト全然考えんと、見境なくのしかかってくる。
父さん、アレ、好きなんよね。
私は本当はしたくないのに。
イヤって言っても聞いてくれん。
私、父さんのそういうトコ、ホンマにキライ」

アタシゃ軽い目眩を覚えたで。
好き、てなんや?
チューコーセー男子か?
イヤや言うても聞かん、て、ホンマどーゆーコトやねん。

アタシも避妊の方法ぐらい知ってる年頃だったので、
「なんで避妊せんの?」
と聞いたら、
「父さん、そういうの嫌ってしてくれん。
一度もしてくれたコトない」
と。 

オイオイ、なんやねんソレ…
クソ親父、どないなっとんねん…



母ちゃんのコトバのニュアンスに、なんかねー、オトコ側の快楽の身勝手さを母ちゃんが嫌悪してるって感じが滲み出てたんだよネ。

思春期女子としては、
「あ、オンナにとってめっちゃアカンヤツやわ」
って思えてサ。


正直ネ、そんな両親の夜事情を聞かされる羽目になるなんて、多感な思春期を迎えてた中学生のアタシは複雑な心境でしたヨ…

ただでさえ他人の情事に興味なんてなかったのに、親の情事なんて聞きたかあねえヨ…

ソレにしても、父ちゃんがそんな性に身勝手な人だったとは…

少なからずショックでしたネ。



その中絶の後、アタシが言い出したか母ちゃんが言い出したかは忘れたケド、母ちゃんと父ちゃんと寝室を別々にしようってハナシになった。

その頃、父ちゃんは長期出張が多くて、2ヶ月に数日ぐらいしか家に帰って来なかった。

だから、父ちゃんが帰って来る時だけでも、母ちゃんとアタシが一緒の部屋で寝たらどうだろうかって。

アタシと妹が、母ちゃんと一緒に寝て、父ちゃんは弟の部屋で寝てもらう。

さすがの父ちゃんも、中学生女子のアタシがおる部屋でサカるんは無理やろ、て。



こうして、無事、両親を「レス夫婦」にするコトに成功しました。

無事、て…
トホホ。
中学生のアタシ、なんてコトしてんねや。

それにしても、鬼畜から母を守るムスメ、正義のオンナ戦士だなんて、いやはやアタシの人生、ホンマ、いろんなオモロいエピソード満載やな!

戦士ってそんなエラそうなモンでもねえヨ。
あはは!
やってるコト、父ちゃんの邪魔、だし。
ホント、トホホだよ。



アタシと母ちゃんの企みを父ちゃんは知りません。

ま、「レス」りたい母ちゃんをなんとなくわかってたかもなので、薄々勘付いてた、かもダケど。

アタシや母ちゃんが言うまでは真相は闇なので、もちろん墓場まで持って行く覚悟デス、ハイ。
父ちゃんには死ぬまで内緒。

って言えるかよ!
アタシ、父ちゃんサカるの邪魔してたんだよネ〜、なんてサ!

狭〜い賃貸住宅だからできたワザか。

って、5LDKの戸建てに引っ越しても寝室別々にできたから、狭い広いは多分関係ないカナ。



父ちゃんが母ちゃんのコト、めっちゃ好きだったっての、アタシは知ってます。

父ちゃんにとっては愛ゆえの行動だったコトだろう。

だから父ちゃんに申し訳ないコトしてんの重々承知だったんだが…

でもネ、同じオンナとして、母ちゃんのほうに肩入れしちゃったんだよなぁ。

性の問題ってサ、考え方に個人差ある。

父ちゃんには父ちゃんの考えが、母ちゃんには母ちゃんの考えが、それぞれあっただろう。

その2人の考えを、たとえ娘とはいえアタシが否定するようなコトではないのだが…

でもアタシは、嫌がってるトコ無理矢理っての、ちょいとマズいでないか?と感じたんデス。
たとえ夫婦であったとしても、片方が苦痛だと感じてるのにゴリ押ししたらアカンやろ、って。

そして身勝手な交渉の末、妊娠。
そんなの完全にアウトや、そう思いました。

父ちゃんにもう少し計画性や女性側への思いやりみたいなのがあれば結果、変わったんかなぁ。

ま、母ちゃんが父ちゃんを嫌ってた理由はホカにもあるから、ソコだけ母ちゃんの思いに寄せたとて、なんだが。



そんな生きた性教育(?)の甲斐あって、アタシは
「将来結婚するなら、ちゃんと家族計画を話し合える相手を選ぼう」
と心に決めるのデス。

って、夫君をそんな理由だけで選んだワケではありませんでしたが。

でも夫君は結婚する前から
「オトコは出して気持ちイイでハイ終わり、だけど
妊娠して困るんもツライんもオンナノコの方だから。
だからオトコ側が責任持ってちゃんとゴム使わないとね」
と言ってました。

あ、この子、オンナ好きだけど、そういうトコちゃんと考えてる子なんやな、って思いましたネ。

そこ、かなりポイントは高かったヨネ。



3人の子どもを設けよう、コレは、夫君とアタシがそれぞれ意見を出し合って、じっくり話し合った結果のうえ決まったコト。

結婚した当初からその家族計画を持っていました。

その家族計画があったので、家を新築する時も、2人とも迷わず子供部屋を三つ作ってくれと設計士にお願いしました。
当時、長男しか産まれてなかったのですが…
次男も娘もまだ天国の神様のトコで待機中の状況。
でもホント、2人とも迷い、無かったデス。

当然、望まない妊娠を避ける為に、避妊も2人でちゃんと考え、選択してきました。

そういうハナシを夫婦2人でするコトができ、ちゃんと2人が同じ意見を持てたコトは、我が家にとっては本当に良いコトだった。




こんなコトをこんな場所で話すか?とも思うのデスが…

アタシ達夫婦は「レス」ではありません。

現役バリバリです。
なんだそりゃ。

新婚当初や妊活中のような頻度(って頻度っていう言い方よ…)ではありませんケド。



「レス」ではないコトを言うと、ウチの夫婦のアレやコレを知ってる友達は、

「信じらんない‼︎
どーして、外でオンナ遊びしてるオトコとできんの⁈」

と言いますが…


コレにはアタシのセックスに対しての考え方が大きく関係しているのデスが、そのハナシはまた今度ダナ。



夫婦にしろ恋人同士にしろ、ありとあらゆるカップルの間に起こる「レス」問題。

それぞれのカップルが「レス」に至るまでには、さまざまな理由や背景があるのでしょう。

ソレこそ千差万別、一つとして同じではないでしょうネ。

そして同じカップル同士でも「レス」に対しての感じ方は2人とも違うかもしれない。

そんな複雑きわまりない「レス」の問題をアタシ如きがヒトクチに語るコトなどできゃせんのデス。

お手上げ状態になるのも当たり前だ。

ただコレだけ願うのは、「レス」の果てに、おのおのの不幸だけはありませんように、かな。

アナタはどう感じるでしょう…

アナタの毎日が幸多きコトをお祈りするばかりです。







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