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マイノリティになる授業

こんにちは、渡部です。

性的マイノリティ

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ここ数年、マイノリティの立場について話題になることが増えました。

例えば、LGBTQがあります。

性的少数者(セクシャルマイノリティ)への理解が進み、多様な人たちが生きる社会へ向かっています。

人工の5〜7%がセクシャルマイノリティだと言われています。

どんな人にも優しい多様な社会実現に向けて、学校の制服も見直され、「どれを選んでもいい」「ジェンダーレス制服」となる学校が増えています。

「男子だからスラックス、女子だからスカート」という固定概念は取り払われてきています。

多様性が受け入れられない人もいる

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多様性が生まれつつある社会ですが、マイノリティへの心無い言葉や行動やあるのも事実です。

排他的な態度の原因は、マジョリティとしての意識があると私は思っています。

「私は〇〇さんとは違って普通なんだ」
「〇〇さんは少数派で私は多数派だ」

人生経験が少ないので、このような感情を抱いてしまう児童生徒がいてもおかしくないと考えます。

もちろん、しょうがないかと諦めてはいけません。

多様な社会を生きる児童生徒が、固定概念を変えるきっかけをつくりたいものです。


マイノリティ体験

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マイノリティになることが少ない児童生徒がマジョリティでなくなる経験を授業で行ったことがあります。

前任校の先生に教えていただき、一緒に行った授業をシェアします。

<準備物>

・児童生徒の学級名簿データ

・4種類のシール

授業内容

この授業では頬にシールを貼り、そのシールの組み合わせをもとにグループをつくります。

シールの組み合わせが他のどの児童生徒とも合わないために、クラスで数人の児童生徒が少数派になります。

その中で、少数派・多数派の気持ちを考え、他者理解につなげるのがこの授業のポイントです。

授業の流れ

①児童生徒の学級名簿のデータに左・右と記入し、準備したシールの色を点けます。

②①で作成した色付きの名簿データに合わせて、児童生徒の頬にシールを貼ります。先生がシールを貼る間は、児童生徒は目を閉じておきます。

③全員の頬にシールを貼り終わったら起立し、自分と同じシールの組み合わせの人を学級内で探します。

④同じシールの組み合わせの児童生徒が全員揃ったら、グループごとに着席します。ペアを誰ともつくることができなかった児童生徒は座れずに立っています。

⑤立ったままの児童生徒にどんな気持ちかを聞きます。この児童生徒はマイノリティになった気持ちを経験します。
※仲間外れを意図的につくるので、マイノリティになる児童生徒は指導者側が事前によく考えておきましょう。自己肯定感や自立心が高い児童生徒にするとトラブルを避けることができます。

①〜⑤までおよそ20分あれば可能になります。

その後は、LGBTQに関する映像教材や文章資料、道徳の教科書内容につなげていくことができます。

まとめ

児童生徒が日常の中で、マイノリティの立場を経験する機会はそんなに多くないと思います。

だからこそ、授業という限定的な範囲でマイノリティを経験することも必要なのかもしれません。

先生方の授業の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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