私にパーポー

おかる様

こんばんは　いつも気付くと夜です　

自分に意識が戻ってきて、我に返るのが夜なのでしょうか

ところで、田舎は花粉の最盛期を迎えております　花粉って黄色のイメージでしょう　でも実際は赤茶色　狙った獲物は逃さない虎視眈々とした色なの　

花粉症のわたくしはもう耐えられず、今年は花粉症用メガネを変でも装着しようと決意　それを買いに行ったときのことです

目当ての店舗に到着数メートル手前のお店にふらりと入ってみました

そういうぶらぶらのお買い物も何だか懐かしい感じ

一年前なら入らないようなお店で、一年前なら手に取らない色の洋服が目に留まりました

淡い紫色のトップス　わたくしの人生にはまるで縁のないアイテムです

あまりに見つめすぎて、気づいたら店員さんが側に　試着を進められます　

こういう場面がまた忘れかけている感覚を呼び覚まします　素直に試着室に向かう自分すら新鮮

絶対に似合わないと生まれた頃から知っている色なんだけど　鏡に映る自分に驚愕

結構似合っているわ！店員さん、お世辞じゃなく似合ってますわねわたくし　思わす小躍り

これまで「これが自分だ」と思っていた自分って何だったのでしょう　足元がぐらぐらします　喜びを含んだ揺らぎ　当たり前を疑う機会を得たことは悪いことではないですね

小さなことながら不思議な経験でした　

浮かれた私は眼鏡買い忘れました

春が待ち遠しい　ナターシャ