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手紙のなかの美しい感性
今日お手紙が届いた
封を開けるときのドキドキした気持ち
同時に自分自身のこころそのものを
開ける瞬間でもある
◇
文字や内容、添えて頂いた物から
たくさんのことが伝わってくる
文通は響き合いの繰り返し
「誰かと感性が似ている」
「価値観が近い」
これは嬉しいことだけれど
「この人の感性は美しい」
と思うこともまた
同じくらい嬉しいことで
その感性自体も芸術作品と同じように感動がある
そして、好きだなと思う
◇
「芸術は見えないものを見えるようにする」
おてがみと一緒にいろいろなものを入れて頂いた
そのなかのひとつ
美しいデザインのポストカード
パウル・クレー
以前頂いた詩画集の画を担当された方
氏が生前言ったとされることばがそれ
私の思考の根源にも近いものがある
見えないもののなかにある本質
それを誰かに見せたいのではない
それを芸術というものに私自身は
昇華することはできない
けれど、私にしか感じ取れないものがある
(と思い込むことにしている)
目を開けながら目を閉じるように
目を閉じながら目を開けているように
見えないものに目を向けていたい
目に見えるものだけがすべてだからこそ
見えないものを見えるまで目を凝らしていたい
◇
今日頂いたおてがみにお返事を書くことができる
自分から何人かの方におてがみを書く機会がある
また新しく文通をはじめさせて頂く方もできた
つながりが増えて、つづいていく
とじて、ひらいて、線は変わってゆく
たんなるにっき(その101)
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