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ドクログ アドラー心理学との出会い 〜今に目を向ける生き方〜
こんにちは!
前回に引き続き、読んだ本の記録を残そうと思い、読書記録(ドクログ)として、感想を気ままに記録していきます。
今日は自己啓発本の一番有名?な「嫌われる勇気」についてです。
「嫌われる勇気」というと、なんだか適当に開き直って生きろ!という本かと思いきや、確かにそう言った面もあるんですが、ちゃんとした心理学を元にした本でした。
対話形式で展開される本書は、アドラー心理学について、哲人と若者の会話を通じてわかりやすく解説しており、とても読みやすく、人間関係や人生の悩みについて、新しい視点を提示してくれます。
本の内容を考え方をまとめてみると(自分になりに…)
人生の課題は他人の課題ではない
他人の課題に介入せず、自分の人生に集中することが大切
他人の評価を気にしすぎない「嫌われる勇気」を持つことが自由への一歩すべての悩みは「対人関係の悩み」である
人は社会的な存在であり、他者との関係の中で生きている
劣等感は誰もが持っているもので、それ自体は問題ではない過去にとらわれない
過去の経験や環境は言い訳にならない
現在の自分を決めているのは、過去ではなく「今の目的」である
過去の原因探しより、今この瞬間の「目的」に目を向けることが大切承認欲求からの解放
他人からの評価や賞賛を求めすぎない
自分の価値は他人が決めるものではない貢献感と共同体感覚
他者との協力関係を築き、社会に貢献する喜びを見出す
「自分は役に立っている」という実感を持つことが大切
特に印象的だったのは、3.過去にとわられないということ。本書では、引きこもりの友人を例に説明がされています。
過去のトラウマやいじめ等によって引きこもりになってしまっていると原因論的に考えるのではなく、アドラー心理学では、「今の生活を維持するために(働かない、親の視線を集めていたい等)、過去のいじめを理由に引きこもっている」と目的論的な考え方をするという点です。
この考え方では、過去は変えられないが、今この瞬間の選択は自分次第で変えることができるということを示しており、「トラウマやいじめ」は事実だが、「だから外に出られない」は現在の自分の選択でしかないと言っています。とても厳しい反面、現状を変える為にはそのような変化が必要だ感じました。
このように、アドラー心理学では過去の出来事そのものより、それを現在どう解釈し、これからどう行動するかを重視します。過去は変えられなくても、その意味づけと、これからの選択は自分で決められるということです。
この本を通じて、「何かに理由をつけて、本当にやりたいことができていない」自分に気づかされました。他の人の評価は気にせず、時には嫌われる勇気を持って生きていく。そんなシンプルだけど厳しく難しい人生哲学に触れられました。
自分も過去はどうであれ、160キロ投げれるように頑張りたいです。(全然理解してないやつ)
読んだことない人は是非読んでみてください。
次は「幸せになる勇気」も読んでみようかなと思います。それでは、また!