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【今日の一冊】片付けがときめく仕事へ導く/『Joy at Work』

私が本格的な片付けを始めたのが、今年の年明け。
その後、正社員の仕事も片づけてしまいました。

👇その時の話はこちら👇

片付けの答え合わせをするように、こんまりさんの本を読んでいたところ、「仕事の片付け」をテーマに書かれた本があるだと…?

これは読むっきゃない!
ということで、読んでみた感想をシェアしたいと思います。

どんな本?

「こんまり」こと近藤麻理恵さんと、ライス大学教授のスコット・ソネンシェインさんの共著です。

スコットさんは組織行動論の研究をされており、戦略コンサルタントとしても活躍、企業にお勤めの経験もあります。

こんまりさんが仕事場の片付けを紹介した後、それを業務でどう適用していくのかをスコットさんがトピックごとに紹介してくださいます。

こんまりメソッドと仕事の関連性

こんまりメソッドの本質となる考え方は、「ときめくか?ときめかないか?」

片付けは「もの」に対するときめきですが、仕事は「業務」や「職場環境」に対するときめきを指します。

本書は仕事場の片付けから始まり、データ、会議、チームといった具体的な仕事内容の片付けに入っていきます。

最初にこんまりさんがオススメしているのが「自分にとって、ときめく働き方はどんなものか?」「仕事をする上で、大切にしたい価値観は何なのか?」ということ。

自分が目指す働き方を、仕事場や業務で目に見える形にしていくということですね!
私は、ものの片付けをしながら、どんな風に生活したいか?どんなものに囲まれて仕事をしたいか?と考えていた気がします。

そう考えると、「もの」の片付けの延長線上に「仕事」の片付けがあるような気がします。
だからこそ、仕事場からだんだん業務の片付けに入っていくのが良いのだと考えました。

仕事の片付けって何するの?

具体的な業務に関する片付けは、スコットさんが担当されています。
各トピックごとに読んでいくと、共通して以下の3ステップにまとめられることが分かりました。

①全体量を把握する
②価値観に沿って手放すもの/残すものを仕分ける
③ときめくものを集める
※ここでは総称として「もの」を使います

各ステップを実施するための細かな手法はスコットさんが説明してくださっていますが、まずは、これができれば大方は片付くということです。

そして、気づきました。
私は職場で気づかないうちに片づけをしていたことを…!

正直、「自分だけ変かな…」とか「細かすぎるかな」と思っていたことも、実は大事な仕事の片付けだったことを、この本は教えてくれました。

私が取り組んで仕事の片付けを、いくつかご紹介します。

ときめきファイルをつくる

仕事でもらった「ありがとう」メールや、自分が作った資料で喜んでもらったものを集めたファイルです。
忙しい時やしんどい時に見返して、「この時すごく嬉しかったな~」と元気回復する時間を取っていました。

この取り組みを、スコットさんも「第4章 デジタルデータを片づける」で紹介されていました。
私だけと思っていました。驚きです!

まさに、見返す度嬉しくなるのが「ときめき」
そんなときめきファイルを簡単に見返すことができるよう、不要なデータは手放し、整理した状態を作っておく必要があるんですね。

作業の自動化

これも片付けの一つだと、スコットさんはおっしゃっています。
「第6章 決断を片づける」では、決断によって消費する時間とエネルギーを減らすため、低リスクの決断は自動化することを勧めています。

例えば、「必要な量が分かっているものはネットで定期購入する」「メールの末尾に、あいさつ文が自動的に入るように設定する」というもの。

繰り返し作業は、自動化の設定がしやすいですね。
本当に、塵も積もれば山となる。当たり前だと思っていたことが、仕事に大きな影響を与えることが分かりました。

適切な大きさの人脈を作る

スコットさんは「第7章 人脈を片づける」で、「私たちが管理できる有意義なつながりは150が限度」と述べています。

いつもSNSを見ていると、有名なインフルエンサーの多くが、フォロー数100以下など少ないことが気になっていました。
フォローしてもらうのは自由だけど、自分が積極的に交流する人はそれほど多くない、ということなんですね。

かくいう私も、実は定期的にSNSのフォローを見直しています。
「急にフォロー外された」という方いましたら、本当にごめんなさい…

私の人脈整理は絶交とかそういうことではなく、直近で交流する方に絞っているためです。

私は基本ひとりが好きな人間なので、人と交流するにも体力を要します。
またご縁ができた時につながれたら、これほど嬉しいことはありません。

おわりに

この本を読んで、片付けの奥深さを改めて知りました。

片付けは「もの」の棚卸、キャリア支援は「キャリアと人生」の棚卸、そんな風にも言えそうです。
私も誰かの大切な人生を振り返るお手伝いをしたいな、と心から思います。

今日も読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、またお会いしましょう!


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