今年観て大好きになった映画10本
2024年も終わりが近づいて来ました。今年も早かった…そして今年もいっぱい映画を見ました☺️ そんなアンドウが今年観て大好きになった映画を10本ご紹介しようと思います。今年公開されてものではなく、アンドウが今年観た映画です。そしてアンドウは評論家では無いので、単純に好きな映画ですので、あの映画入ってないじゃん!これ入ってんのかよ…など偏り有りですw 年末年始のお休みにぜひ観てみて下さいねー。
ソウルの春 (韓国)
僕は韓国の俳優さんで2人好きな人がいます。その2人とはファン・ジョンミンさん、そしてキム・テリさん。どの作品でも全く違う顔を見せてくれる2人。そんな大好きな俳優さんであるファン・ジョンミンさんが、めっちゃ怖い軍人を演じているのが、この「ソウルの春」。ファン・ジョンミンさんは「ナルコの神」でも恐ろしい神父を演じていましたが、今回は実在の人物(名前は変えてありますがw)を生々しく演じています。とにかくお隣の国でこんな恐ろしい事が起きてたとは!!と驚かされる作品。そして2023年の韓国興行収入No1というのも驚き!政治色の強いこの作品を観に、若者達が映画館に沢山言ったそうです。日本の若者にも観て欲しいなー。
陪審員2番 (アメリカ)
年末に入り、出会ってしまった素晴らしい映画。94歳のクリントイーストウッド監督が撮った作品。本当に94歳ですか?ずっとハラハラドキドキの連続で、最後まで目が離せませんでした。特にトニ・コレットという俳優さんが素晴らしい。「リトルミスサンシャイン」のお母さん役で有名な方。最近だとアリ・アスターのヘレデタリーのあの恐ろしい最後を迎えるお母さんw今回は、正義と政治に揺れる検事を最高の演技で表現していました。そして今回の脚本を担当したのがジョナサン・エイブラムズ。そうです、犯人役のあの男を熱演😳他にもイーストウッド監督の娘が殺された被害者役で出てたりと、キャストも面白い作品でもあります。
シビルウォー アメリカ最後の日 (アメリカ)
2024年、パンチ力No1の映画でした。本当にこんな世界がやって来てしまうのでは?と恐ろしくなった映画…巷では赤サングラスの恐ろしい軍人が大バズりしていましたが、僕は周りで戦争が起こっているのに、普通の生活をしている”街”に怖さを感じました。あれは日本だなと…北朝鮮がウクライナに派兵していたり、中国による台湾有事が起こる可能性がある中で、日本は平和だから戦争はきっと起こらないし、起こってもアメリカが助けてくれるから大丈夫!と思っている人が多い中…あの街のシーンを見た時に、すぐそこに迫る現実から目を背けているのは、やばいなーと思ってしまいました…
PERFECT DAYS (日本)
とにかく心地の良い映画でした。この映画は「体験」です。物語とかどうでも良い。ただ主人公と一緒に日々を過ごしていたい、と思わせてくれる映画でした。ユニクロ100%出資のCMである事もすごいですが、トイレを綺麗に使おうとというユニクロの想いもしっかり伝わって来ました。先日、役所広司さんのワークショップを受けさせて頂き、改めて役所さんの素晴らしさを体験する事が出来ました。いつかこんな素敵な映画を役所さんとご一緒出来たらいいなーと思っています。本気です。
哀れなるものたち (アメリカ)
毎回、ヨルゴス監督の世界観には没入させられてしまいますが、今回もやられてしまいました。ヨーロッパなんだけど、スチームパンクなあの世界。ヘンテコで、でもなんか美しい世界観。美術や衣装など細部まで拘った演出が大好きです。そしてエマ・ストーン演じるベラが日々成長する姿に感情を持って行かれました。男ってバカだよなーと自分でも思ってしまう様な物語w 結構過激なシーンがあるので、賛否分かれているみたいですが、ぜひ女性に観て頂きたい作品です。
フォールガイ (アメリカ)
とにかくハリウッド映画好きにお勧めしたい作品です。正直、物語はそんなに面白いとは言えませんwでも作っているスタッフの愛が溢れていて、みんな映画を作るのが好きなんだろーなー!!と思わせてくれる作品☺️スタントマンたちが独立し作った制作会社「87north」の作品だけあって、スタントの一番良い部分が全部詰め込まれています。ちょっとここまで少し難しい作品ばかり紹介して来たので、箸休めにぜひどうぞ。ライアン・ゴズリング最高です!
83歳のやさしいスパイ (チリ)
チリのドキュメンタリー映画。ある老人ホームで虐待が行われているのでは?との依頼で、探偵事務所が潜入捜査を行う事に。そして探偵事務所は80歳以上のご老人を集めオーディション、新人スパイを送り込む。一見嘘の様な話だが、本当に83歳のおじいちゃんがスパイとなって、老人ホームに潜入する。それを隠しカメラで撮影して行くというドキュメンタリー。主人公のセルヒオおじいちゃんはスパイなのに、暗号は覚えれないし、指令も忘れちゃうw可愛くて愛すべき007!とっても愛が溢れている映画なので、ぜひお勧めです。
ブルーピリオド (日本)
正直、友達の作品を入れるかは悩みました…でも良いものは良いですよね!試写会に呼んでもらって鑑賞。やっぱり友達の作品だし、辛口で観ようと思った。でも途中で泣いてしまった。試写が終わり、入り口へ出ると監督が待っていて、どうだった?とドヤ顔で聞かれ…悔しかったけど、泣いちゃったよ!と正直に伝えましたw 「続けた来た事は間違いじゃないし、無駄にはならない。」そのメッセージを主人公が描き続けて来た絵で表現する萩原監督の演出に心打たれました。続けて行こう!続けて来た事は無駄にはならないから!
オッペンハイマー (アメリカ)
ちょっと日本には難しいテーマかも?と最初はみんな消極的でしたよね?でも僕は原爆が作られる中で、その製作者たちにどんな葛藤と挑戦があったのか?が知れた事に心動かされました。きっと原爆なんて無い方がいい。でも過去は変えられないから、知っておくべきだと思いました。今年やたらと政治色強いな…と今自分でも気が付きましたw それでも観ておくべき映画だと思います。
ホールドオーバーズ (アメリカ)
最後にほっこり系を! この年末年始に観るのにぴったりな映画「ホールドオーバーズ」。欠点だらけの主人公たちが冬休みにそれぞれの事情により、学校の寮に取り残されてしまう…主人公はインキャだし、先生は意地悪だし、給食のおばさんは息子を失ってめちゃくちゃ落ち込んでるし…変な映画だなーっと思って観ているうちに、彼らのファンになって行く☺️ ほとんど何も起こらない映画だけど、アメリカ70年代の匂いが心地よい映画です。