相手を変える方法
2019年7月28日
今日は
「苦手な人」「嫌いな人」
との関わり方について書きます。
生きていると、色んな人と関わります。
その中で、それぞれ特定の組織(仕事、サークル、学校など)に属していると、少なからず「苦手な人」「嫌いな人」が出てくると思います。
特に仕事となると、年齢、性別、立場、育ってきた環境も違う人たちが集まりますので、必然的に考え方の違う人が増えてきますね。
考え方、価値観は違って当然なので、そこを埋める為にしっかりとコミュニケーションを取る必要があるのですが、、
自分が一度「苦手だ」「嫌いだ」と認識してしまった相手に対して、それを実行出来る人は少ないのではないでしょうか。
「仕事を円滑に進める為にはコミュニケーションを取る必要があるけど、苦手だからうまくできない」
というのはあるあるですよね。
一方で、逆に相手から
「自分の事を嫌いなんじゃないかな?」
「自分の事を避けているのでは?」
と感じることもあるかもしれません。
そんな関係が続くと、仕事に行く事自体が嫌になったり憂鬱になったりしてきます。
では、どうすればそのような苦手な人、嫌いな人とうまくやっていく事ができるでしょうか?
それには、「自分の認識を変える」しかありません。
先に出したように、自分が「苦手だ」「嫌いだ」と認識してしまった時点で改善不可能になりますので。
ここで、「認識と行動のサイクル」を紹介します。
これは、自分の認識と行動が、相手の認識を変えるという考え方です。
1.自分の認識:「あの人が嫌いだ」
と自分自身が認識すると、
2.自分の行動:「あまり関わるのは辞めよう、避けよう」
と自分の認識に応じた行動をします。
そうすると相手は、
3.相手の認識:「あの人は自分の事を嫌いなのかな?避けられているな」
と認識します。
そうすると相手は、
4.相手の行動:「自分も、なんかあいつ気に入らない、無視してやろう」
という行動に移します。
このように
「自分の認識・行動」が、「相手の認識・行動を変えている」
という事です。
そこで、自分の認識を変えるとどうなるか?
1.自分の認識:「いつも自分の事を気に掛けてくれていて、声を掛けてくれて有難いな」
2.自分の行動:「自分も何かできることをしてあげよう」
3.相手の認識:「いつも、何か困っている時は助けてくれる、いい人だ」
4.相手の行動:「もっと自分も感謝して、何かしてあげよう」
という風に、自分の認識を変えれば、
「認識と行動の好循環」を生み出します。
いつも叱られている上司も、「嫌な奴」と認識するか、
「自分の事を指導してくれて有難い」と認識するかで、
自分の行動はもちろん、相手の認識・行動を変えている可能性があるということです。
誰もが、人間関係の良い、気持ちの良い職場環境で働きたいはずです。
「あの人は、ああだから・・・」
「この人は、こうだから・・・」
とダメ出しするのではなく、まずは自分の認識をプラスに変えてみましょう。