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「綺麗な髪を手に入れる生活」が繋げるSDGs

こんにちは。&love編集部の三木です。

突然ですが、みなさま「SDGs」ってご存知ですか?聞いたことのない人に向けて、はじめにSDGsについて、軽くお話させていただきます。

SDGsとは?

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2015年の国連サミットにて採択された、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。「2030年までに、持続可能でより良い世界にしましょう」という目標の元、17つのゴールと、169のターゲットから構成されています。

簡単に表すと、「環境問題や差別問題などに目をむけて、世界をもっとよくしていきましょうね」という指針です。SDGsだとしっくりこない人でも、「サスティナブル」や、「エシカル」と聞くと、みなさん一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。

これらの言葉を聞くと、「意識の高い人が行う難しいこと」、「自分には関係ない」、「興味はあるけど、何をすればいいのか分からない…。」と思う方も多いのではないでしょうか。

ですが、自分の髪を大事にしたい、オシャレになりたい、という想いが、図らずも環境をよくすることに自然と繋がっていると考えると、ちょっと嬉しく、ちょっと身近に感じませんか?

そんな気持ちに焦点を当てて、今回は、SDGsの考えを取り入れている、東京 北参道にあるオーガニックヘアサロン「らふる」に取材を行い、代表取締役の中村拓郎さんにお話を伺ってきました!

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「らふる」で扱われている製品は、シャンプー、トリートメント、使用されているタオルはもちろん、お店に置いてあるアイテムにも、サスティナブルな考えの元で選ばれたものが多く取り入れられています。

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シャンプー、トリートメントは、中村さん自らがアドバイザーとして開発に参画した、「THE BIO HOTEL」の製品。もちろん店頭で買うことも可能です。

ホテルという、多種多様な人が利用する場所で使用されることを考えて、「誰にでも使える」というコンセプトの元作られたこのヘア製品。100%自然由来成分でできており、オーガニックでイメージされがちな泡立ちにくいなどがなく、誰が使っても心地の良いと感じることのできるシャンプーになるように開発されたとのことです。

▽「THE BIO HOTEL」公式サイトURL


そして、お店のアイテムの中でも一番の想いがこもっていると中村さんがお話するのが、「IKEUCHI ORGANIC」のタオル。

「IKEUCHI ORGANIC」とは

創業68年、オーガニックコットン100%の今治タオルを製造しており、エシカルやSDGsという言葉が流行のように使われるようになる20年以上前から、最大限の安全と最小限の環境負荷に配慮してモノづくりを行っている会社。
企業指針として、「2073年(創業120年)までに“赤ちゃんが食べられるタオルを創る”」を掲げ、徹底した安全性を追求している。

▽「IKEUCHI ORGANIC」公式サイト

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現在お店にある約300枚のタオルは全て「IKEUCHI ORGANIC」のもの。このタオルに出会い、製品の良さに感動してから1年半程かけて、お店のタオルを全て「IKEUCHI ORGANIC」に変えたとのことでした。綺麗に畳んで並べられているタオルをみて、とても丁寧に扱われていることが伝わってきました。

お店には洗濯機が設置されており、タオルはお店で洗濯、乾燥まで行なっています。

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「IKEUCHI ORGANIC」社長からの勧めで導入したというMieleの洗濯機。インテリアの一部として店内に溶け込んでいる

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こちらの洗濯機も、部分ごとに修理をすれば20年、30年と使い続けられるそう。頑丈で、洗濯物にも優しく作られている、こだわりの品でした。

中村さんの考えとしてあるのが、「お客様からも満足いただけて、自分も使い続けたいと思い、なおかつ地球にも優しい製品」を選んで取り入れていること。もし自分がお客さんだったらと考えて、「オーガニックだから」と我慢をさせるのではなく、オーガニックというのを抜きにして、本当に使い心地の良い商品を導入するようにしているとのことでした。

中村さんにとってのオーガニックとは

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「オーガニックは目的ではなく、手段のひとつです」

今回お話を伺った中で印象深い言葉でした。「らふる」ではオーガニック製品を使用していますが、ケミカル成分を完全に排除する訳ではなく、あくまでオーガニックは手段の一つとして取り入れるようにされているとのこと。

「オーガニック製品を使う事を目的にしてケミカル要素を完全になくすのではなく、オーガニックをうまく取り入れ、バランスよく組み合わせることが大事だと考えています。できるだけ環境負荷の小さいものを使用して、みんなが満足できる形で提供するようにしています」(中村さん)

誰にでもオーガニックを勧めるわけではなく、自分が本当に勧めたいと思える形でサービスを提供するように一貫しているスタイルは、髪の悩みやオーガニック製品についての疑問を安心して相談したくなりました。


中村さんの目指すビジョン


「今、こうしてオーガニックサロンという存在が差別化されていることが問題だなと思うんですよね。いつかはこの考えが当たり前になっていくといいなと思います。そうなった時には、自分たちにとっても、お客様にとっても、環境にも良い、できることを探して、追求して行きたいなと思います」(中村さん)

一人のスタイリストとしてだけでなく、サロン業界全体での目指すべきビジョンを語ってくださった中村さん。

「らふる」では、オーガニック、サスティナブルの考えを取り入れる、ということに固執せず、「自分が使い続けたいと感じた商品が、たまたまSDGsの考えに繋がっていた」という自然体な考えを実践している、とても参考になるサロンでした。

実際にサロンの商品やインテリアは、どれもサスティナブルな考えを抜きにしても素敵で、自分の家でも試したくなる魅力的な物ばかり。日常の中に自然に溶け込む姿は、SDGsの目指すべき姿を感じました。

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株式会社らふる 代表取締役 中村拓郎さん
経歴:山梨県出身、都内の美容学校卒業後、代官山にあるオーガニック美容室にて8年勤務。4年間の店長経験を経て「らふる」を開業。らふる其の二 を2020年11月に開業。

▽中村拓郎さん note

「笑顔が続く美容室 らふる」HP

店舗情報
らふる
 渋谷区神宮前2-30-5-D
らふる 其のニ
 渋谷区神宮前2-35-9-101
▽営業時間
平日11:00〜20:00
土日10:00〜20:00
祝日10:00〜18:00
▽定休日
火曜日・第2・4月曜日

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