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40すぎてベンチャー企業に転職したワーママの大変だったこと、よかったこと3つ
転職を考えて求人を見ていたときに、40すぎてベンチャー企業への転職ってどうなんだろうとけっこう迷いましたが、副業ができることと子供がいても柔軟に働けそうなことを条件に入れると、大手企業よりもベンチャー企業の方が案件が多くありました。
特にわたしがマーケティングの分野でさがしていたからかもしれませんが。
これがけっこう以外で、ベンチャー企業というとブラック企業も多くて、残業も多くて子持ちワーママなんてお呼びではない感ありましたが、今は実際そうでもなかったです。
上場を目指そうとするところは、ブラックでは難しい背景もあり、コロナ禍のおかげかリモート前提になってくると、子持ちの時間的制約がぐっと緩和された感があります。
ということで、一番自分のやりたいことと、スキルが生かせそうなところを選んで、思い切ってベンチャー企業に転職してみました。
そのなかで、大変だったことと、よかったことをご紹介します。
大変だったけれども、こういう感じで乗り切っているという話にしていますので、40過ぎで、子供もいて、でも転職してみたい、という人のお役に少しでもたてたらと思います。
まずはわたしの前提を
わたしの仕事はウェブマーケティングで企画系の仕事です。大手企業から中堅企業に転職したので、あとから思えばですが、わりと整った環境で働いていたのだと思います。(人が多いと何かしらルールがないと動かないし、かつノウハウの蓄積が組織にある)
育休復帰すぐに働き始めたので転職時に子供は1歳になったばかり。ワーママとしては1年生で不安しかありませんでした。
転職した会社はベンチャーといっても働き方に十分配慮している雰囲気があり、かつワーママ、ワーパパ多し、という感じです。
何もかもルールがないなかで進めるのは大変だけどチャンスでもあった
何かをしたいとき、誰に何をどうたのむかのフローが決まっていないのには本当に困りますが、実は決まっているけれども、それが明文化されたり周知されていないので、決まっているのか決まってないのかが非常にわかりづらい、という状況に困りました。
そういう努力をしていないわけでもなく、その重要性を感じていないわけでもないけれども、人の出入りの激しい組織ではままならない感もありました。
いっぽうで決まっていないことは、自分で考えて作ればいいということでもあるので、それはそれでメリットを感じました。
また、組織そこまで大きくないとキーパーソンと同意できればすぐにルールとして実行できるのがよいところです。
ある程度経験知のある分野において自分でルールを作れるのことはやりがいにつながりました。
ワーママに配慮はあっても、福利厚生は・・・
それまでの会社の福利厚生がよいとも思わなかったのですが、やはりここにはとても会社規模や会社のステージで差がでるなと感じました。
こういうのは求人票や面接ですべてがわかりづらい部分でもあります。
わたしの所管としては、ベンチャー企業には飲み会や書籍購入手当、オンラインのサポート制度・・・など力をいれている感じするもの並べていても、実質的に金銭的なメリットをうけるような企業年金の有無や健康保険、慶弔金等は非常に厳しい印象です。
これはしょうがないことなのでしょうが、大企業や中堅企業から転職する人は事前に覚悟しておいたほうがいい部分だと思います。
わたしの場合は、その分idecoに割ける金額が多くなったので、額の小さい企業年金よりは将来的にはお金を貯めやすくなったよね・・・と思うようにしています。また、家計も大分見直して、保険などの固定費を削りました。コロナ禍で飲み会代が大分カットされているのも幸いしていますw
また、ワーママに配慮があるといっても、仕事が少なくなるわけでもありません。人数が少ない分、属人的になってしまう傾向があるのでそういった部分で踏ん張る場面も多くあります。リモートやフレックスなど、時間に融通をきかせてくれる制度があるからなんとかやっていけますが、総労働時間が短くなったりはしないものだなと実感しています。
ベンチャー企業は人を集めるのに不利だという観点もあって、ワーママや地方からのリモートなど柔軟な働き方を導入しているという事情も理解しておいた方がいいでしょう。
こころざしの高い優秀な人が多いのは大変であり、刺激であり
制度的に整っていなくても、ベンチャー企業に転職してくる人は、やはりその企業が実現しようとしていることに共感した、とか自分の腕を試したい人が集まってきている面もあり、優秀な人が多いんだなという印象を受けています。
その分、日々の仕事が進めやすかったりもするのですが、やはり自分の得意は積極的に押し出していくようにし、苦手な部分も補うようにしていかないと、という緊張感はあります。
少ない時間のなかで、スキルアップを続けていかないと、本当についていけないなという場面も多々ありました。
あのままずっとそこそこの規模の会社で、いろんなことを後輩たちにやってもらっていたら、新しい考え方や技術に取り残されていったかもしれないとぞっとすることもあります。
なので、こういう環境に身を置くのはしんどさはありますが、人生100年といわれて働く期間も長くなるだろうという時代を生きていくにはちょうどよかったのではないかなと思っています。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
それではまた次の記事で。ごきげんよう♪
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