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【映画感想】ドント・ウォーリー・ダーリン(2022)

ミッドサマーでおなじみのフローレンス・ピュー主演作品。今回も大変な目に(笑)

50年代のカラフルウキウキアメリカンパワーと古臭い家父長制イデオロギーをビジュアルと音楽でエンタメ提供しつつ、舞台設定の能天気な導入がいい。50年代のレトロファッションな登場人物と夜のパーティー三昧、カラフルなクラシックカーでみんなで出勤して砂漠を爆走、イケメン旦那(ホントに!)の仕事は妻にも言えない素晴らしい研究(笑)、買い物は人間マネキンでツケ放題、カルチャースクールは洗脳っぽいバレエレッスンなどなど。白々しく怪しすぎて、古臭い男性マウントも見逃せる。

意外と早めに来る分かりやすい不穏要素投入後もよくある不穏()と思わせつつ、フローレンスピューの追い詰められ演技でスリラー感マシマシ。ちょっと冗長な気もしたけど。全体が長いのはこれだよな…。飽きる…。

謎のサブリミナルバレエダンスは…何度も出てくるけど、アレ要るのか…
ただ、女性ばかりで鏡張りの閉じられた薄暗い空間で同じ動きを要求される不穏さというのは、傑作ホラー映画サスペリアにも通ずるレトロホラー感あり。いや、サスペリアがバレエを不穏にしたのか?(笑)

基本的な種明かしがあるものの、動機や資金源などの描写が薄くあっさりで残念。SF的に頑張って欲しかったなー
ストーリーが深いわけでもないし。
とりあえず、あのまぶたを押さえる装置は、時計仕掛けのオレンジだよね!ね!

最近っぽいこの手のテーマに賛否あるかと思いますが、エンタメ寄りでみれば良いんじゃないかと私は思います。ちょっと飽きてはきてますがw

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