【映画感想】ベイビードライバー
2017年公開のアクション系アメリカ映画。
友人から教えてもらってyoutube公開の冒頭6分間視聴。
天才ドライバーをめぐるチョイ悪オシャレ音楽映画だと思って見てみたら、思いのほかクライムバイオレンスな青春物語でした。
往年のロックを使って音ハメまでしちゃう冒頭だけでもわかるように、全編を通じて音楽のセンスは抜群。きっと洋楽ファンならもっと楽しめるのでは。
ベタベタなラブキュンと、クライム系ストーリー、分かりやすい悪役たち、いい感じのほっこり切ない要素もあり、薄味で薄幸そうな(笑)ベイビーフェイス主人公でシンプルに見せながらバランスのよいボリューム感。
ビジュアルや小物のちょいレトロな感じもオシャレ(カセットとかレコードとか好きなアメリカの若者演出もあり)。ファミレスの制服、かわいすぎる(笑)ポスターもかわいい。
と思っていたら、後半のバイオレンス…もう逆に古い定番アクションみたいに見えてきてしまってちょっと笑っちゃったよね…
主演は、再映画化されたウエストサイドストーリーのトニーにも抜擢されたアンセル・エルゴート(レトロっぽいのが似合う感じ)。個人的には、ケビン・スペイシーのモダンな悪さが大好きでした。彼の最後も期待を裏切らずベタな見せ場が良かった。
かなりアメリカっぽい終盤&ラストは賛否がありそう(笑)ですが、中盤までは映画らしい青春映画!です。