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手毬(2014年)
子どものころ、母方の祖母がよく手毬を作っていました。
様々な柄の手毬を作る祖母に、「すごいね、それどうやって作ってるの?」と聞くと、「先生に習って作っているだけで、すごいことはないよ。」と笑っていました。
祖母によると、生徒さんの中には、柄を考案して自分だけの手毬を作ってしまう器用な方もいたんだとか。「そういう人は本当にすごい。」と祖母はとても感心しながら、お教室の様子を話してくれました。
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大人になってから、フェリシモさんのシリーズ「日本の花々 手のひらサイズの加賀てまり」を見つけた私は、どんな風にあの柄ができあがるのか、とても気になっていたので、さっそく取り寄せて作ってみることにしました。
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フェリシモさんのシリーズは、綿(わた)から手毬芯を作る本格的なキットでした。
手毬芯をうまくまん丸にできたので、気分も上がり、一気に仕上げたのを覚えています。
作ってみると、きれいな文様を出すには、地割という、等間隔に印付けをしていく作業が重要なんだということがよく分かりました。
祖母のたくさんの作品の中で、一番気に入っているのは、クリスマスの手毬。
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とても大きなクリスマスの手毬。紐を引くと、中に入っているオルゴールから「ジングルベル」が聞こえます。小学生のころ、祖母が作ってくれた思い出の手毬です。