続・全くの素人が彫塑で藤井風フィギュアに挑戦する<第1回>
次回作は石粉ねんどでトライ 更に小さいサイズのフィギュアに挑戦
藤井風フィギュア、次回作は100円ショップでも売っている石粉ねんどで作ってみることにしました。
次は第一作よりリアルで躍動感のある藤井風フィギュアにしたい。その思いは募る一方です。
さまざまな本やサイト、動画でどのような作り方があるのか調べていたところ、Twitterのフォロワーさんから教えていただいた動画に釘付けになりました。
アトマンさん BTSジョングクの彫刻
100円ショップにあるような紙粘土(テクスチャーを見ていると、石粉ねんどにも思える)を使い、頭部の直径3cmほどのリアルなフィギュアを作る動画です。
このフィギュアは首から上の頭部のみですが、原型から彩色まで一貫して一人で作っています。
上の動画で、頭部を支える支柱を作っている場面です。
「柱を作るのにかなり時間がかかった(約7時間)」
という字幕が出ます。このように手慣れたプロの技術をもつ方でも、支柱のような単純な形に7時間かかるんですね。
この方がupされている他の動画には
「映像では5秒でできてしまうが、実際には(この工程にかかる時間は)5時間」
と字幕が出ていたものもありました。納得です。
毛髪は植毛ではなく粘土で作られています。まつ毛は植毛しているものもありましたが、とにかく緻密な作りと、正確な技術に驚きの連続です。
「粘土だけでこれだけリアルで精巧なものができて、彩色までできるのであれば挑戦してみようかな」
練習のつもりで、早速トライしてみたのがこちら。
お昼の休憩タイムに、50分間でどこまで作れるかチャレンジしてみた時の写真です。
ごめんなさい。藤井風さんには、まだまだ似ても似つかぬお顔…
週末に、このお写真を見ながら午前中1時間、午後から3時間ほど粘土と格闘しました。
結果がこちら
トホホ…(笑)
まだまだ肉付けのバランスも悪く、藤井風さんには見えてきません。髪形と鼻先が長いからでしょうか?藤井風さんを通り越して、どことなくピアニストの清塚信也さんに似ているような(笑)
鼻先が尖っていて長い…エラも目立ちすぎる
前回の藤井風フィギュアでは、頭部の制作だけでも3か月ほどかかりました。初めての彫塑ということもありましたが、今回は更にサイズを小さく作らなければなりません。
上の動画の制作者のアトマンさんでさえ、相当な時間をかけて制作されていることがわかりました。
頭部だけとはいえ、わたしの技術では、かなりの時間を要しそうです。前回と同じくらいの時間はかける覚悟。
藤井風フィギュア、プロカメラマンに撮影してもらう
さて、第一作目の藤井風フィギュアですが、プロカメラマンさんに撮影していただけることになりました。目下、撮った写真をスタジオで編集中です。
打ち合わせでは、藤井風さんご本人の映像や写真も見ながら、さまざまなシチュエーションを設定しました。
アングルやライティング、カメラワークなど藤井風フィギュアがプロの技術でどのように七変化するのか、仕上がりを楽しみに待っているところです。
こちらは、わたしがスマホのカメラで撮影した写真です。
当然ですが、さすがにプロの写真とは出来栄えがちがう…
抱えている花束は、わたしが以前「旅路」の短編小説を書いた際(小説は下記をご覧ください)、フォロワーさんが小説の中に登場するリースをイメージして作ってくださったのをモチーフに。
藤井風フィギュアには、少し大きめサイズですが、抱えてお届けしてもらいました。
こちらは、生花のスプレーバラを使って撮影したときのもの。
生花だと、時間の経過とライトの熱でしおれてきてしまいます。やはり難しいですね。
スマホで撮るとこんな感じですが、プロが撮るとどう仕上がってくるのでしょうか?!
ごく普通の(カメラ機能に特化していない)スマホ撮影だと、やはり限界をを感じる
カメラマンさんが見た藤井風フィギュア
カメラマンさんによると
「フィギュアだけれども、藤井風さんの優しい人柄がにじみ出たような表情を撮りたかった」
「顔立ちの彫りが深いので、ライティングによっては影ができやすい。そのため、表情が険しく見えることもあるが、なるべく柔らかい雰囲気を再現しようと試みた」
「フィギュアの髪の毛の質感がリアル。写真ではわからなかったが、実際に見てみると、かなり人毛に近い状態だった」
「ライティングで髪の毛のキラキラ感(若さ・生命力)が出るように撮ってみた」
とのことでした。
こちらの写真も、わたしのスマホ撮影
カメラマンさんの興味深いお話
わたしが藤井風フィギュア制作noteも含む、全ての記事を匿名で書いていることを伝えたところ、カメラマンさんも「では私も匿名で」ということに。
そういう訳で、顔出しNGですが「機材のみなら」
と、プロカメラマンさんのお仕事道具を、許可を得て撮らせてもらいました。
これだけでもほんの一部
このトランクのみで大体、20キロほどの重さだそう。
「コロコロ転がせるので、脚立を抱えてレンズを向けながら追いかけて撮影するより、ぜーんぜん楽です(笑)」
とのことです。
アーティストはやはり、タフでなければできませんね。
「モデルさんと会話しながら撮影するのは、難しくないですか?」
「難しいです。けれど会話しながらその人らしさを引き出したり、魅力的な部分が見えてきたりするから、コミュニケーションは大切だと思います」
「カメラマンに欠かせないものとは、何だと思いますか?」
「トーク力。これに尽きます」
「アート作品は別枠として人物撮影であれば、何なら撮影技術より、トークが上手なことが必須条件」
「もちろん撮影技術も大切ですが、モデルの懐に飛び込んで信頼関係を築けるカメラマンこそが、良い写真を撮れる人かも知れませんね」
アーティストならではの、含蓄あるお言葉が聞けました。
藤井風フィギュアがしゃべらないのをいいことに(当然ですが)グイグイ取材させてもらった感じです。優秀なカメラマンは、撮影対象の心の中までお見通しなのかも?ですね。
写真が届き次第、編集してUpする予定。またお時間があれば、見にいらしていただけるとうれしいです。
画像引用:藤井風公式アプリ
これからの藤井風フィギュア、続編を綴ります。
藤井風フィギュア、第一作の制作過程、全22回の記録はこちら
藤井風さんのこと、いろいろ書いてます
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