体幹トレーニングの考え方
そもそも体幹ってどこか?
体幹とは、トレーナー界では手足を取り除いた残りの部分を指します。
別の言い方をすると背骨や骨盤周辺ですね。
その体幹が良い状態とはどんな状態なのか?
どんな体幹を目指せばいいのか?
それがわからないまま
・腹筋を毎日100回やってます
・プランク毎日1分やってます
・腹筋が割れるようにトレーニングしてます
なんてトレーニングしている人いませんか?
その努力はとても素晴らしいのですが、そのトレーニングが何の役に立っているのかを考えてみましょう!
多くの方の体幹トレーニングは「ハードコア」
私は体幹トレーニングの分類として「ハードコア」と「ソフトコア」に分けて考えています。
簡単に書くと「ハードコア」とは、体を「固める」ことです。
代表的なエクササイズはプランクやブリッジ系ですね。
この「ハードコア」系の体幹トレーニングももちろん重要ですが、このように「固める」トレーニングは力を一瞬で最大に入れることが重要です。
なぜかというと、このように「固める」必要がある場面はラグビーや格闘技のように体と体を一瞬で強くコンタクトさせるスポーツだからです。
なので個人的にはプランクやブリッジを1分間、のようなエクササイズは必要がないと思ってます。
腹筋を鍛えて6PACにしたいなら別の種目でいいでしょ、という感じです。
ハードコアよりソフトコア
個人的には「ハードコア」よりも「ソフトコア」の方が重要だと考えています。
その理由は「動き」に関わるからです。
ハードコアは固めること、別の言い方をすると衝撃に耐えることに対するトレーニングなので、使用頻度がソフトコアよりも少なくなります。
ソフトコアはその名の通り「体幹を柔らかく使う」「自由自在に動かす」ようなイメージのトレーニングです。
ですので、ソフトコアがしっかり働かないと動けなくなります。
動けなくなるというと大げさですが、出来ない動きが増えてしまいます。
全てがソフトコアではありませんが、ヨガなどはソフトコアの要素を含んだエクササイズだと考えています。
体幹をガチガチに固めてしまったら上の画像のようなポーズは取れません。
腹筋や背骨、肋骨や肩甲骨を柔らかく力まないように動くこと。
リラックスした状態で動くこと、これがソフトコアのエクササイズの重要なポイントです。
さて、ここで質問です。
ソフトコアとハードコアをトレーニングするとしたらどちらから先に鍛えるべきでしょうか?
これは私の考えでもありますが、ハードコアのトレーニングを頻繁に行った結果、常に体を固めた状態でいることを学習してしまうと様々な動きへの弊害が出ます。
ですのでトレーニングのス順序としてはソフトコアから鍛え、そこからハードコアのトレーニングに移行していきます。
詳しいハードコアとソフトコアのトレーニングについてはここでは書きませんが、ハードコアのエクササイズばかりではなく、ソフトコアのエクササイズの重要性と獲得すべき動きの順序をご理解いただけたら幸いです。
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