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イタリア研修時代のこと①

毎月2回程度新しい記事を書いてスケジュールと一緒にお配りしている紙媒体(特に名称なし、ファイルには"reading" と書いてあるからreadingと呼んでもいいかも。)今回はアルバイトちゃんにお話しした【イタリアの北と南】について書きました。

今月はnoteに書くネタが思いつかず、今月はどうしたもんかーと考えていたところ、このreadingに肉付けして書いちゃえー!と思いつきました。笑

眺めていたら、そういえば、イタリア時代のことを詳しくお話をしたことが無かったことを思い出しました。ので、イタリアソムリエ研修について少し詳しく書きたいと思います。

なぜ、この研修時代のことを詳しく話したことが無かったかというと、『期間が短かすぎて恥ずかしい!』というのが本音です。だって、たった6ヶ月しかいなかったのですから…。
しかし、その6ヶ月には2年分くらいの新しい経験と楽しい、寂しい、努力、ハプニングなどがギュウっと詰まっていました。



私がイタリアへ【 イタリアソムリエ資格 | AIS 】を取得する研修へ行こうと思ったきっかけ

きっかけは単純!『結婚する前に海外で暮らしてみたい!』です。
当時25歳、日本のソムリエ資格JSAも持たず、当時働いていたレストランではたまに【ウエイター】をやらせてもらうくらいのレベルでした。
(サービスにもランクがあり、ウエイターは自分の担当テーブルのお客様のオーダーを受け、主たるサービスをします。その下はバス、ランナー。私は昇格できず2年もバス、なんならバスを極めて『スーパーバス』とも呼ばれていました。)

夢なんてなくて、当時働いているレストランでウエイターになる!くらいでした。そこで出会ったのが現マスターオブワインのネッド・グッドウィン氏です。
ネッドと先輩方の影響で少しずつワインが好きになっていた頃、勉強のためにワインとチーズを購入しようと立ち寄った渋谷のチーズ屋さん【フェルミエ】で、【イタリアソムリエ資格 | AIS 】の研修のチラシを見つけたのです。

当時お付き合いしていた彼氏とは7年目、ちょうど彼氏の実家近くの広めのマンションに引っ越して半年ほどでした。このままいくと結婚しちゃうんだろなー、結婚する前に海外で暮らしたいなー、ワインも好きだし、この研修に行けば勉強もできるし、いっちょ行ってみよっかなーと割とお気軽に思い立ちました。
母と彼氏に相談、承諾をもらい、半年間、渋谷の日伊学院で語学を学びました。
職場にイタリアに行くことを伝えたら、マネージャーは大笑い!秋田から出てきた田舎者でスーパーバスの、『そんなトモカがイタリアに!?』と言われましたが、それは最初だけの冗談で、快く応援してくれました。笑

いよいよ旅立つ1週間ほど前、送別会で朝まで渋谷で飲んでいた時、なんと当時のローマ法王が死去!イタリア行きが突然行けなくなるかもと連絡を受けたのです。
仕事も辞めちゃったし、色々あって7年間付き合っていた彼氏ともお別れして家も無くなった私は愕然!先輩の家に転がりこみ、先輩の彼氏と3人で1週間ほど過ごしました。
ローマ法王の死去のワタワタが解消されたのか、予定通りイタリア行けますよーとの連絡あり、ようやく旅立ちです!

長くなりそうなので、今回はここまでにしておきます!
(あと2回くらい続きそう…)


《イタリアの北と南》  -published June 24'-

アルバイトさんには時間の合間を縫ってワインのお話をしています。この話が好評だったようなので、こちらでも!イタリアのワインについてザックリ解説編!

イタリアの料理はザックリ分けて中部(エミリアロマーニャ州周辺)より北だとバター、南だとオリーブオイルを多く使います。お肉に関しては北は牛、南は羊や豚。

ということは、ワインもそれに相応しているという事です。
北のワインはバターや牛に合うように引き締まっていたり骨格ががっしりしています。タンニンもあります。南のワインはより果実味重視でより横に広がる感じ。豚やラムやハーブに合いそうなスパイス(ハーブも含む)の風味が感じられます。

イタリアには膨大な数の品種があり、多くのワイン愛好家の方々はそれを覚えようとしては挫折をし、イタリアに対して苦手意識を持ってしまう…というサイクルに陥りがちです。しかし、この品種名は覚える必要はないと思うのです。ただそこに植っていて名前がつけられただけ。名前を覚えるよりも産地から読み取れる特徴と、それをどう楽しむかが重要だと思います。

イタリアに関しては北と南に分けるだけで簡単に分類ができ料理との相性を想像する事ができます。ザックリ過ぎますが、意外とすぐに使える考え方です♪

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