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受援力には相互作用が働くかもしれないと考えた。anchan51歳、まだまだ甘いです
先日、娘が買ったばかりの定期券を無くしました。(翌日には、無事見つかりました。)
「受援力」には、相互作用が働くのでは?と感じた出来事についてのお話しです。
娘にとっての大問題は
娘は、自分の不注意で定期券を無くしてしまったことよりも、無くしたことで
定期券の再発行に費用がかかる
再発行までに2日以上の日数がかかる
その間の交通費が必要になる
今月末のイベントへの費用がそれに取られる
ことが、大問題であるという様子でした。
まぁ、気持ちはわからなくもないんだけど。
月末の予定のイベントに、少しでもお金を残しておきたいのに!の思いが強すぎるようで、定期を無くしたことへの『ごめんなさい』も、バイト先まで車で迎えに行った主人への『ありがとう』もなく、ただひたすら
「お金がかかる」
「節約しているのに、なんで?」
「こんなにがんばっているのに、もういやだ。」
と、嘆いていました。
だからと言って、費用についての相談や困った気持ちを話すこともせず、ただ何に腹を立てているのか、怒りながら仕方のないことをひたすら愚痴っていました。
見かねて、私が交通費を出してあげることを提案すると、しばらくはうねうね言っていたけど、じきに落ち着きました。
腹が立った私
人って不思議ですね。
手を差し伸べたのは私なのに、娘の態度が変わるとなんだか腹が立った。
『結局、自分が損しなかったらそれでいいいの?』と。
定期券が無くなるという、予想外のできごとにある意味パニック状態で、娘は自分視点しかない。
さらに、自分が悪い、自分で解決するべきと思い込む。
そして、相談ができない。
この娘の様子に、なぜ自分から困っていると言えないのか、言わないなら黙ってどうにかしろ!と腹立たしさを感じました。
まぁ、いつもの通りの反応の中に、色濃く自閉スペクトラム(ASD)と注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性が出ているとも感じ、娘の特性上、仕方のないことだとわかっていたけど、それでもなんだか腹が立った。
そして、放っておいた。
だから、それが受援力
この出来事から数日が経った今、態度を変えた娘に腹を立てた自分自身について、振り返って考えてみた。
娘がパニックになっている気持ちの原因は、その時にも想像ができてはいました。
でも、お金の管理をやり直しているところだし、モノの管理については日ごろから注意しているし、ここでお金を出すのは甘やかすことかな?とか、いろいろ考えながら、
「でも、全部あなたから出てきてる問題でしょうが!」
と言いたくなるのを堪え、娘を眺めていた。
どんどん気持ちを乱していく娘を見かねて、折り合いをつけるために私から交通費を出すことを提案した。
でも、本当は娘から
「お金、困る。どうしたらいい?」
と相談してほしかった。
きっと、相談してくれていたら、同じ提案、同じ娘の反応でも腹は立たなかったんじゃないかな?と思う。
簡単に腹を立ててしまうとは・・・anchan51歳、まだまだ未熟ですな😅
でも、今は、先日こちらに載せた「受援力」が足りないことによるものだろうと想像できます。
娘に必要な力であることがよくわかります。
頼り上手
社会では、娘の困難さを知っている人ばかりではない。
相手にも感情があるから、その時その時のことだしね。
頼ってくれるから、力になりたくなる。
頼ってくれたら、手を差し伸べたくなる。
受援力は、相互作用が働くのかもしれない。
この定期券事件で、娘にどう関わってあげれば受援力につなげられたのかはまだわからない。
娘には、ハードル高すぎかもしれないけど、でも、「頼り上手」になると得をするかもね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました♬
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娘との一歩づつを、これからも見守っていただけたら嬉しいです。
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