変わりゆく福井を訪ねて
前の記事更新から、2か月ぶりとなるようです。何を書こうかと色々思案しているうちに、気がつけば2月でした。昔から「一月往ぬる二月逃げる三月去る」と言いますが、まさにこの言葉を実感しています。
少し落ち着いてきたので、最近の出来事を書いてみることにします。
今年の「冬の北陸旅」は福井
タイトルのような恒例行事ではないのですが、一昨年は富山、昨年はサイコロきっぷで福井・石川(金沢、羽咋、能登)と、何かしら北陸に行く機会が増えたのは確かです。これも、一昨年の地域ものがたるアンバサダーの活動が弾みになったのだと思います。
去年の今頃はちょうどサイコロきっぷで「加賀温泉」行きが決まり、福井県大野市や金沢、そして能登半島を走るのと鉄道の観光列車「のと里山里海号」に乗りました。手作り感あふれる素敵な列車でしたが、1月の能登半島地震の被害を受けて運行休止中で、今のところ再開の目途は立っていません。
おそらく、全区間の運行再開が予定されている4月上旬以降になるでしょうが、復活した暁には再びのと里山里海号に乗って、のと鉄道を応援したいと思っています。
さて、とある学会の発表で今年は2月に福井へ行くことが、去年の時点で決まっていました。ただ、この時期の北陸は風が非常に強く、場合によっては激しい積雪に見舞われることもあって、直前まで天候がどうなるのか気が気でありませんでした。実際、強風や大雪による遅延はもちろんのこと、運行中止という事態もよくあります。
幸い、今年は超暖冬と言われるほど、2月とは思えない高気温が続いたので、雪の心配はほぼ解消しました。が、出発日の前日にもサンダーバードが大幅に遅延していました。どうやら、寒暖差があまりに大きかったことでレールに負荷がかかり、線路が折れたんだとか。💦いずれにせよ、北陸本線は過酷な路線であることに違いはありません。🌨️
早くもノスタルジックに
いつもと同じように、大阪駅から旅立つのですが、何度も見慣れた風景なのに今回はちょっと印象が違う。白地に光る案内表示板の表記が、3月16日には変わってしまう事実がそう感じさせているようで。つまり、富山の隣りにある( )の「金沢のりかえ」が、「敦賀のりかえ」になるだろうという・・・。
まあ、ただそれだけと言ってしまえばそれまでです。簡単に、上からシールを貼って終わりかもしれませんし。😔
車体の「金沢」という文字も、来月半ばで見られなくなると思うと、ちょっと寂しくもあり。
2015年までは、富山行きの表示もあったんです!富山まで行ってこそ、サンダーバードだと思うけどね(あくまで個人の意見です)。
いつまでも感傷的になっていてもしょうがありません。大阪から2時間ほどで福井です。一度、北陸新幹線の乗り心地を経験すると、言うまでもなく新幹線の方が疲れなくていいに決まってる!
ということで、早く大阪延伸を実現して欲しいところです。
新しい胎動が佳境に
さて、福井駅前も日々変化していて、今までは左のハピリンの建物だけだったのが、ご覧のように右手にはコートヤード・バイ・マリオット福井が完成しました。来るたびに変化する街の様子を見ると、街が生きているなぁと実感します。
在来線の高架下は現在改装中で、新幹線開業に合わせてリニューアルオープンします。一般公募で「CURU-F福井駅」に決まったそうです。CURUは「来る(訪れる)」、FはFun、Friend、Family、Future、Favorite、Feelという意味が込められているんだとか。Fの意味が多すぎて覚えられない気もしますが、それだけ福井の人々の期待度の高さを感じます。
高架下の商業施設の入口です。どんなお店が入るのか楽しみです。かつてはスーパーがあったのですが、リニューアル後の出店はないみたいで。個人的には油揚げやへしこを買うのに、スーパーがお手頃でとても重宝してたんですけれど・・・。😅
駅の東口から高架下のコンコースを見たら、こんな感じです。大阪みたいにド派手じゃなく、落ち着いた色に統一され、福井の県民性を象徴したような色合いが好きです。
今はまだガランとしていますが、3月16日以降はきっとこのコンコースにたくさんの人であふれるんだろうなと想像すると、ワクワクします!
開業後に関東方面から観光客が訪れ、今まで体験したことのない光景を目にした時、地元の方々はどんな印象を抱くんでしょう・・・
今回の学会会場には飲食店がほとんどないそうなので、事前にコンビニ前で番匠本店の駅弁を調達。ひもを引っ張ると弁当を温めてくれるソースカツ丼を初めて食べました。引っ張ってから7分ほど待たないとダメなのは、せっかちな関西人にはちょっとツラかったかな・・・
福井の初日はだいたいこんな感じでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。