鞍場サダヲの「独り言ち」

地域のいいトコロ、面白いトコロを切り取ってご紹介できればいいなぁ。 気が向けば、ときどきよもやま話も…

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マガジン

  • 北陸紀行

    北陸3県(福井県・石川県・富山県)を訪れて、感じたモノやコトを熱く語る紀行日記です。

  • 🚩地域ものがたるアンバサダーがみつけた富山・福井・鳥取🚩

    • 87本

    2022年、地域ものがたるアンバサダー21名が訪れた、富山・福井・鳥取の旅の軌跡です。

  • まち歩き・大阪らしいモノ

    街ナカをあちこち歩いて気になった景色や、大阪らしい出来事をつづっています。

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遠回りして帰ろう①:福井のそれからを知りたくて

みなさん、ご無沙汰でございます。ふり返れば、最後に更新してから半年以上も経過していました。💦 今年は仕事を取り巻く環境に大きな変化があったり、個人的に新しいチャレンジをしたりして(あと酷暑のせいも!)、記事を書く時間も気力もなかなか湧かなかったというか・・・ ようやく季節も落ち着いてきたので、この夏「中冒険」?したことを書いてみようかと。 ITAMIからひとっ飛び! 7月末、東京での会合に参加しようと交通手段の手配を考えていると、新幹線より飛行機の方が安いことが判明。しかも

    • 遠回りして帰ろう②:《続》福井のそれからを知りたくて

      【遠回りして帰ろう①:福井のそれからを知りたくて】からの続き さあ、酷暑の東京を脱出し、避暑を求めて福井にやってきました。ところが、福井の夏は全然涼しくなくて(平年よりもかなり高かったらしい)。 バテ気味のコンディションを考え、気持ち的になるべく涼しい場所へ行こうと決めました。 朝のコンコースは・・・ 昨夜、福井への到着が遅かったので、人はまばらでした。ならば、朝はどうだろうと駅前のホテルを早々に出てコンコースに向かうと、想像したほどの混雑はなく。新幹線開業当日は、駅前が

      • 雨に濡れる宿場町・今庄(福井県南越前町)

        【ふくいミゅ~ジアム:芦原温泉駅の むかし・今②】からの続き さて、最後に訪れたのは、これまで一度も訪れていない今庄です。ここは17世紀初めに成立した北陸道の宿場町で、明治期以降は鉄道の町としても発展。街道沿いに並ぶ江戸後期〜昭和30年代の町家を見たくなり、迷わず途中下車。 雨の豪雪地帯にて この日はあいにくの雨模様で、しかも2月とは思えないほど気温が高い。でもホントは、福井県内有数の豪雪地帯の1つです。去年の今頃なら、きっと雪で真っ白だったと思う。  まあ、天候ばかりは

        • ふくいミゅ~ジアム:芦原温泉駅の むかし・今②

          【芦原温泉駅の むかし・今①】からの続き 駅1階のエスカレーターを昇ってすぐ右手に曲がると、アフレア2階の「ふくいミゅ~ジアム」につながります。あわら市や近隣の自然・歴史・文化・食をはじめ、県の特産品など福井をまとめて知ることができる、不思議な空間についてご案内します。 まずは、恐竜&カニ推し 前回記事で新幹線のりばへの通路にもありましたが、ここでも恐竜とカニへの推しはハンパではありません。子ども連れ客を想定しているようで、下の写真にあるふくいミゅ~ジアム入口の床と壁面に

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        遠回りして帰ろう①:福井のそれからを知りたくて

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          芦原温泉駅の むかし・今①

          1日目の学会発表を終え、翌日はすっかり身軽になりました。実は当初、ほぼノープランのまま敦賀発のサンダーバードで帰ろうと思っていましたが、出発の数日前にある周遊パスを見つけ、急遽旅程を変更していました。 旅の強い味方、登場! 今回の旅で自由になる時間はせいぜい半日ほどなので、あまり移動に時間をかけられません。が、直前になって偶然ある1Dayフリーチケットを発見しました。その名も 『北陸おでかけtabiwaパス』  そう、去年の北陸旅でも使っていて、なかなかお得で使い勝手の

          芦原温泉駅の むかし・今①

          変わりゆく福井を訪ねて

          前の記事更新から、2か月ぶりとなるようです。何を書こうかと色々思案しているうちに、気がつけば2月でした。昔から「一月往ぬる二月逃げる三月去る」と言いますが、まさにこの言葉を実感しています。 少し落ち着いてきたので、最近の出来事を書いてみることにします。 今年の「冬の北陸旅」は福井 タイトルのような恒例行事ではないのですが、一昨年は富山、昨年はサイコロきっぷで福井・石川(金沢、羽咋、能登)と、何かしら北陸に行く機会が増えたのは確かです。これも、一昨年の地域ものがたるアンバサダ

          変わりゆく福井を訪ねて

          海なし県・山梨県のフシギ

          気が付けば、4か月ぶりの更新になります。 書くネタはあったのですが、他の雑務に追われるうちに師走となってしまい・・・ これからもボチボチやっていきます。 人生初、甲斐国へ 今年、人生で初めて山梨県へ行ってきました。 たった47しかないのに、まだ行ったことのない都道府県はいくつかあります。甲府市で開催される会合に参加したのですが、まず最初に頭をよぎったのは、 『甲府ってどうやって行ったらいいの??』  乗換案内で調べると、①名古屋から塩尻(長野県)経由、②新幹線・静岡から

          海なし県・山梨県のフシギ

          横浜テクノスケープ探訪・その3:仮面○○○ーのロケ地 とか、いろいろ

          【横浜テクノスケープ探訪・その2】からの続き 前の記事で一気にテンションが上がった後は、少しクールダウン。といっても、梅雨明け前の薄日が差す曇天で、湿気がたっぷり。少し歩くだけでも汗がびっしょり。 気ままにウォーキングしながら、お昼ごはんの場所を探します。 山下臨港線プロムナード これまでも何度か横浜港には来てるはずなのに、どうやらここは初めて来たらしい。蒸し暑い中、GUNDAM  FACTORY  YOKOHAMA からできるだけ体力を消費しないで目的地へ行こうかと思っ

          横浜テクノスケープ探訪・その3:仮面○○○ーのロケ地 とか、いろいろ

          横浜テクノスケープ探訪・その2:山下公園→氷川丸 からの・・・

          【横浜テクノスケープ探訪・その1】からの続き 京浜工業地帯から再び元町・中華街駅へ。今回の横浜行きを決めたきっかけとなった場所に近づくにつれ、おのずとテンションも高まります。 その前に、タイプの違うテクノスケープもちょっと見てみます。 横浜マリンタワー(&山下公園) 公園はテクノスケープというより、ランドスケープ(自然や人工の景観・風景)でしょうか。  関東大震災(1923年)の復興事業として、震災で発生した瓦礫の集積場を埋め立て、1930年に開園したのが山下公園です。現

          横浜テクノスケープ探訪・その2:山下公園→氷川丸 からの・・・

          横浜テクノスケープ探訪・その1:JR鶴見線 海芝浦駅

          気がつけば、1か月以上noteの更新が止まっていました・・・ さて、コロナ禍以降初めて、つまり4年ぶりの東京訪問です。インバウンド急増のあおりで東京の宿泊料金はどこも高く、宿は横浜で取りました。せっかくなので、横浜をちょっとブラブラと。 1日目に東京で用事を済ませ、翌日は長らくご無沙汰していたあるマニアックな場所へ足を運びます。 「テクノスケープ」って? 1日で無駄なく周遊しようと、まずはJR鶴見線の海芝浦駅へ向かいました。実は、10年ほど前に一度訪れています。近畿大学理

          横浜テクノスケープ探訪・その1:JR鶴見線 海芝浦駅

          リアルを超えてくるアナクロ?

           YouTubeで、最近作られた「昭和風」なフェイク映像をときどき観るのですが、こういうのを「アナクロ映像」というらしいです。どうやら、アナクロニズム=時代錯誤からきてるみたい。  今、私のイチオシは「映像制作集団フィルムエストTV」です。メンバーのお1人が、大手テレビ局系列の制作プロダクションの社員の方らしく(ウィキペディア情報)、1980~90年代頃のテイストを忠実に再現するクオリティの高さが、とても気に入ってます。  あと、映像にもよりますが、再現した時代に使われて

          リアルを超えてくるアナクロ?

          鉄分・工場・山の三位一体:岳南電車

          ほぼ毎日、色んな方のnote記事を読んでいます。そこでふと目に止まったのが、岳南電車でした。昔何かの用事で静岡へ行った際、岳南電車に乗った記憶がよみがえり、ハードディスクに残した写真データを探すと・・・ 〽あれは3年前~♬・・・じゃなく、ちょうど10年前の出来事でした。 関西では馴染みが薄い「超レア鉄道」 岳南電車は、静岡県富士市を走る9.2㎞のローカル線。関西ではあまり馴染みがないかもしれません。それほど昔から知ってたんじゃないと思うのですが・・・さて、いつからだったかな

          鉄分・工場・山の三位一体:岳南電車

          出入橋にまつわる【こぼれすぎ話】

          先日、きんつば屋の話の冒頭で「今となっては」目立たない出入橋と書きました。ただそれは現在の様子であって、あるサイトによれば、かつてお店の近くに運河があり、市電が走っていたらしいのです。 そのフレーズが、私の好奇心をくすぐりました。 出入橋と大阪駅❚ はじまりは、素朴な疑問  戦前から続く老舗が、わざわざ寂れた場所に出店するのかなぁ・・・? 久々に mixi の日記を掘り起こしたことで、出入橋の由来やまちの移り変わりが気になって、歴史を少し紐解いてみようかと。🔎  まず、

          出入橋にまつわる【こぼれすぎ話】

          「きんつば」は昔「ぎんつば」だった!?

          最近の記事の話題が、「鉄」と「食」ばかりじゃないか!とお叱りを受けそうですが、めげずに続けます。😆もちろん、まち歩きネタもありますので、折に触れてご紹介したいと思ってます! さて今回は、遠い昔の「mixi ネタ掘り起こし」シリーズです(2007年の日記より再編集)。 こだわら「ない」こだわり またまた食べ物ネタです(←これは16年前から変わってないらしい)。  大阪名物に関する色んな本を読みましたが、まだまだ知らない品が結構あるんですね。今回は大阪堂島の出入橋にある「出入

          「きんつば」は昔「ぎんつば」だった!?

          なくなった景色、生まれた景色(鉄道編②)

          南海汐見橋線の終点、岸里玉出駅から南海本線に乗り換え、たった2駅先の住吉大社駅で下車。 さらに「過去」と「今」をつなぐ作業が続きます。 あるようで、なぃんかい!?ひっそり佇むこと110年  汐見橋線に別れを告げ、南海本線へ。岸里玉出から2駅の住吉大社駅で下車。ここからさらに、阪堺電気軌道(通称:阪堺電車、チン電)に乗り換えるため、高架の駅舎を出て東に向かうと、すぐ隣にこじんまりとした建物。壁には右から左に「住吉公園驛」と書かれてます。 『今、建物の中を通ったけど、駅じゃ

          なくなった景色、生まれた景色(鉄道編②)

          なくなった景色、生まれた景色(鉄道編①)

          普段、暮らしていて当たり前にある風景が、実は変わっていたという経験はありませんか?まちの景観が変わったのに気づいて、「前はどんなだったかなぁ?」と思い起こしても、なかなか景色が蘇ってこない・・・ そんな過去と今をつないでみようと思います。 不思議なローカル線南海電鉄・汐見橋線  まずは、南海電鉄・汐見橋線から。この路線、大阪に暮らしていても知らない、乗ったことのない方が多いのでは?営業距離は6駅で4.6㎞、都会の喧騒を避けるかのように走る、都会の「ローカル線」。南海汐見橋

          なくなった景色、生まれた景色(鉄道編①)