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ふくいミゅ~ジアム:芦原温泉駅の むかし・今②
【芦原温泉駅の むかし・今①】からの続き
駅1階のエスカレーターを昇ってすぐ右手に曲がると、アフレア2階の「ふくいミゅ~ジアム」につながります。あわら市や近隣の自然・歴史・文化・食をはじめ、県の特産品など福井をまとめて知ることができる、不思議な空間についてご案内します。
まずは、恐竜&カニ推し
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前回記事で新幹線のりばへの通路にもありましたが、ここでも恐竜とカニへの推しはハンパではありません。子ども連れ客を想定しているようで、下の写真にあるふくいミゅ~ジアム入口の床と壁面には、すでに恐竜が待ち構えています。
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入って正面には、カニが手ぐすねを引いて・・・いや、温かく迎えてくれます。体は壁面に描かれた絵ですが、右のハサミだけ立体になっていて、壁とハサミの間に立って記念撮影できるようになっています。よく見ると、左のハサミにGI(地理的表示保護制度)マークのタグが付いていて、ちゃんと「越前がに」をPRしてますね。
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入って左側には子ども向けのプレイルームがあって、ボルダリングやその奥の壁面を見ると、東尋坊の柱状節理が描かれてました。こちらもいい仕事してますねぇ。子ども向きとはいえ、手抜きはありません!
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ちなみに今、しれっと柱状節理と言いましたが、東尋坊のような巨大な輝石安山岩の柱状節理は、世界にたった3か所だけしかないんだって!地質学的にも貴重なので、東尋坊は国の天然記念物と名勝の両方に指定されているというから、これまたスゴイ!
【柱状節理】
溶岩やマグマが冷えて固まる時、体積が少し小さくなって縮む性質を持つが、溶岩やマグマが冷えて縮む際にできる5角形や6角形の柱状の割れ目。
このミゅ~ジアムで一番ウケたのがこちら、ユトリスです!温泉の「湯」と「カニ」にこだわったテトリス、なのでユトリスということかな?
一見、桶の中に入ってユトリスを操作できるのかと思いきや、実は自動で進んでいて、その様子を眺めるだけなのですが、なかなかに下手でして、すぐに積み上がってしまいます・・・。ゲーム中と終了後に、画面左側に各ブロック(カニ、エビ、タオル、風呂椅子・・・)の説明が出ます。
実際に操作できたらオモシロいんだけど、そうするとここばっかり行列ができちゃうのかなぁ。
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「湯」は欠かせない
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ミゅ~ジアム全体の雰囲気はこんな感じ。柱が3本波打っていて、温泉の湯気を表現しているんだそう。この空間にもオモシロ要素がいっぱい詰まっています。
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まず、中央にある「あわらの湯」の脇に置いてある湯桶を、画面に浮かんでいるプロジェクタの映像にかざしてしばらく待ちます。湯が撥ねる音がするので、その場で湯桶を傾けて注ぐ(フリをする)と湯舟に映像が浮かんできます。
テレビか何かでこの仕掛けを見て、行ったらやってみよう!といざチャレンジしたのですが、タイミングが下手なのか、なかなか映像が浮かんでこない・・・
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何度かやってるうちに要領を得たようで、画像が現れるもシャッターチャンスを逃す始末。ようやく撮れたのが、こちら「蓮如上人」でした。😆
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こんなに「学び」が・・・
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このほか、奥の壁側には大浴場を模したところに福井の特産品を紹介しています。写真は福井県産のお米のお話。ハナエチゼン、いちほまれ、コシヒカリの3種について、シャンプーの容器や湯桶に説明があります。鏡には「おいしい ふくいの ごはん」と指で書いた文字も!
同じような展示が合わせて4つありましたが、こういった演出にこのミュージアムのセンスの良さを感じます。これで足湯なんかがあったら、もう最高なんでしょうけれど。♨
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壁の反対側は外の吹き抜けが見えるガラス窓になっていて、1階のホールを望むことができます。ここでお茶ができたらいつまでも座っていられそう。でも、1階に飲食店があったので、たぶんこちらでの飲食はダメでしょう(未確認ですみません)。
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あと、すごく惹きつけられたのが「福井酒蔵マップ」です。県内で生産されている酒類の分布図ですが、よく見ると清酒、ビール・発泡酒、果実酒、リキュール・・・と、種別の区分だけでなく、代表銘柄、見学の可否(要予約かどうかを含む)、対応言語、売店の有無など、相当な情報が詰まっていました。
向学心の高い福井の県民性が現れているマップだなー、と思うとともに、お酒好きにはたまらないし、アルコールツーリズムみたいな研究材料としても興味深いだろうな。
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まだいろいろご紹介したいんですが、やりすぎると訪問のきっかけがなくなっちゃうので、これくらいにしておきます。
芦原温泉駅をあとに、今回訪れたかったもう一つの場所へ向かいます・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
さて次は、どこへ向かうのでしょうか・・・?