あなたのモノサシはどんなモノサシ?
“カウンセラーとお客様を結ぶマッチングアプリ”
“手軽にカウンセリングを受けられるカフェ”
で起業を目指す橋本なすなです。
皆さまはどんなモノサシをお持ちですか?
ここで言うものは「ヒトの定規」です。何かに対し、どのように感じて・考えて、どのように言葉・態度にするのか。
あなたは日々を過ごすこの世界の中で、どんなモノサシで生きていますか?
恋愛なんて、2人のモノサシが違えば 又は 合わせなければ、成り立たないですよね。
高校生の頃、お付き合いをしていた彼の20歳の誕生日に、プレゼントを渡しました。彼はUFC(総合格闘技を行う団体)で総合格闘家を目指していたので、彼がプロになったかのように、UFCのロゴを真似てデザインし、彼の名前を入れたオリジナルのフェイスタオルを作りました。そしてもうひとつ。その人のこれまでの人生を描いて、絵本にしてくれるといったサービスがあり、それもプレゼントしました。やはり20歳は人生の節目だと思うので。
しかし彼にはこの2つのプレゼントはお気に召さないようでした。「俺、20歳やで?絵本って何なん⁉」と怒られたのを覚えています。
話を聞くと彼は、ルイ・ヴィトンやグッチ、それほどではなくとも、ポールスミス等のブランド品を期待していたようでした。(JKの彼女にブランド品を望むなと、今でも思いますが。)
彼のモノサシは“ブランド”。生憎それは当時の私には分りかねます。
特別なものにしたかった。記念にしたかった。その思いは見事に砕け散り、彼との関係も長くは続きませんでした。
しかし悪かったのは、モノサシでもプレゼントでもなく、私と彼 共に、互いのモノサシの理解が未熟だったことです。
現在お付き合いをしているパートナーのモノサシは “行動 > 言葉”・“尽くす > 尽くされる” といった感じでしょうか。その点私は “言葉 > 行動”・“尽くされる > 尽くす” という具合なので、前者に関しては、両者共に歩み寄り、後者は言わずもがな合致しているのでラッキーでした。
そうそう、大事なプレゼントに対してのモノサシは・・・
“ブランド”ではなく“空間”が、プレゼントに対する彼のモノサシだと思っています。
空間、時間とも言えるでしょうか。彼に「誕生日プレゼント何が良い?」と聞くと、「一緒に居られるなら何でもいい」と答えてくれました。これは常日頃からの彼の口癖です。
なので彼の誕生日、私は一緒に巡る温泉旅行をプレゼントしました。
このように相手に何かを伝える時・プレゼントする時は、相手のモノサシで考えることが大事だなと思っています。どうすれば相手に愛が伝わるのか、どうすれば相手の愛を受け止められるのか。それは恋愛のシチュエーションだけでなく、営業のお仕事などにも当てはまるのではないでしょうか。
自社の強みを自分の得意な表現を用いて 120%の力で伝えても、響かないと勿体ないですよね。分析し見極め、相手のモノサシを知れば、もしかすると70%の力でも響かせられるかもしれない。
大事なのは、自分が相手のモノサシを理解して、相手にも自分のモノサシを理解してもらうこと。そして後に、互いのモノサシを尊重した関わり合いができれば、世界がまた少し平和になるかもしれませんね。