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「好きなことをする」

こんにちは。ひとさちです🌷
ただいまGW真っ只中。私は部屋でのんびりとこの記事を書いています。窓から差し込む光はすでに、夏の輝きと鋭さをもってPCの背面を暖めてくれています。いやはや、バナナで釘が打てる季節から、日差しでBBQをする季節がやってきましたね。……初夏とはいかに。

さて、記念すべき初めてのひとさちは「好きなことをする」です。
うつ病で精神科にお世話になっている時、お医者さんに毎回言われた言葉が「好きなことをしてくださいね」でした。
今日は好きが持つパワーと、なぜ好きなことをする必要があるのかについて、自身の経験も交えつつ伝えていきたいと思います。


「好き」が持つエネルギー

 皆様、好きなことはあるでしょうか? 読書、映画、散歩、食べること、好きな人と会話すること、何でも構いません。好きの大小も取っ払って、無邪気に「好き」を思い浮かべてください。思いつかなかった人は、過去好きだったものでも構いません。

 思い浮かんだでしょうか?

 さて、体に変化が起きたはずです。顔が自然と微笑みの形をとったり、胸がドキドキしたり、涙が出たりする人もいるかもしれませんね。
 では、心はどうでしょうか。抽象的で難しいと感じる人は、脳の反応を観察してみてください。好きなことに向けて思考がどんどん動いて行ったり、好きなことに対しての感想が浮かんだり、なんだかほかほかふわふわするような気持ちになったりと、何かしら動きがあったと思います。
 このように、好きなものというのは、ただ思い浮かべるだけで心の器に幸せエネルギーを注いでくれます。思い浮かべたその瞬間、自分をより良い方向へ導いてくれます。もちろん、生きるために必要なわけではありません。「好き」が無くても、生命を維持することだけを行っていれば生きていけます。ただ、好きなこともそこに加えることで、より能動的に幸せに生きていけます。また、精神を健全に保つための手助けもしてくれます。真に「生きる」ためには、やはり必要なものだと私は思います。

好きなことをする

 好きなことを思い浮かべるだけでも、そこそこエネルギーを得られたかと思いますが、やっぱり実際にやってみた時のエネルギー量には適いません。好きなことはやってなんぼです!JUST DO IT‼💪❤️‍🔥💪
 「そうは言ってもお金も時間も足りないよ」という声が聞こえてきた気がします。朝から晩まで働いたり学校に通ったりしている人。家事育児に追われている人。病気で臥せっている人。家計が火の車の人……それぞれ事情があって、それぞれの人生、生活があります。好きなことをしてエネルギーチャージしたいのに、好きなことをするエネルギーがない方もいるでしょう。

 まず「元気がないよ」という方は、存分に寝ましょう。眠剤飲んでも眠れない方は、笑える・泣ける動画をボーっと見るのもよいです。(私はうつ病時代そうしていました)いくら好きなことといえど、何かをするにはそれなりのエネルギーが必要です。「やろうかな」と自然と思えるまで、まずは休みましょう。休んだり手を抜くのが悪とされがちな世の中ですが、自分が壊れて世界を嫌うよりも、世界の一部に嫌われる方がずっとマシです。思考は無視して身体の声に耳を傾け、自分を大事に労りましょう。
 次に「お金がないよ」という方は、お金をなるべく使わずに好きなことをしてみましょう。例えばカフェで過ごすことが好きならば、道端で花を摘んで空き瓶に生けて卓上にセッティングし、ジャズを流し、インスタントコーヒーをバリスタ気分で入れてみましょう。そして椅子に座り、目を瞑って「カフェに来た」と思い込んでからゆっくりコーヒーを飲むのです。ハンドメイドが好きなら、もう着ない服を裂いて紐を作り、バッグやラグを編むのも面白いです。釣りが好きなら、釣り用品を見に行くだけでも面白いですよね。ただ、「お金がないから仕方なく……」と思いながらするのは楽しくありませんし、せっかくの時間や工夫も台無しです。そして、知恵を絞って工夫するというのは、お金がないからこそできることでもあります。無いことに目を向けるのではなく、目の前にあるものをただただ堪能することが大切です。
 最後に「時間がないよ」という方は、まずは自分がどんな風に1日を使っているか観察してみましょう。ショート動画をボーっとスクロールしていたり、お風呂に入るのがダルくてゴロゴロしていたり……削ってもいいなと思える時間があったなら、リストアップして日々気を付けてみることです。ただ、1つ注意して欲しい点があります。それは「ダラダラ過ごしている➡️無駄に過ごしているわけではない」ということです。ショート動画をボーッと見ているのだって、本当は疲れているからかもしれないのです。なぜそう過ごしてしまうのかも含めて観察し、本当に不要なものは削り、変えるものは変えていけたらいいですね。
 時間の使い方の整理ができたら、好きなことをするタイムを組み込んでみるのも良いでしょう。また、どうしても時間がない人は、予定を先に入れてみたり、寝る前に1分でも好きなことに触れる時間を作ると良いと思います。

好きなことをするときに感じる罪悪感と、それのほどきかた

 日本人は奥ゆかしさ、協力、人に尽くすことなど、他人を尊重する生き方を美徳としているように思います。そして、それを他人に強いるような場面や教育も、皆様の人生の中であったのではないでしょうか。
 好きなことをするのは良いのですが、好きなことをしようとすると「家族や周りの人にどう思われるか」と頭に浮かび、行動をやめてしまう人も少なくはないと思っています。私もそんな人間でした。大学生ひとり暮らし時代には、たった100円のお菓子を買うことでさえ、そばにいない家族に悪いと思っていたのです。……少し特殊な例でしょうか、おそらくそうでしょう。
 罪悪感とは思い込みにより生まれます。どんな思い込みかというと「自分が楽しむことで、誰かにマイナスの影響を与えるかもしれない」というものです。
 自分が一人で楽しんだとて、そこまで大きな影響を他人に与えることはそうそうありません。不快感を露にする人がいたら、それは単にあなたのことが嫌いか、虫の居所が悪いだけなのです。大抵感情は、他人にそのまま伝わります。「フキハラ」はその最たる例ですね。自分が楽しんでいることを嫌がる人がいたら、そのまま放っておきましょう。良好な関係でないのですから、さっさと向こうから離れてもらうが吉です。(嫌がらせ等されたら、しかるべきところへ訴えてくださいね)
 また、過去の経験や環境により、制限を自分自身に課してしまっている人もいるでしょう。好きなことをしているのにモヤモヤするのは「自分は楽しんではいけない」という思い込みがそこにあるからではありませんか? もしそうなら、なぜ楽しんではいけないのか考えてみてください。子どもを養わなければならない、家族は働いているのに自分は引きこもっている、好きなことをしていたら親に取り上げられた、気持ち悪いといわれた……人それぞれだと思います。さて、リストアップしたものは「自分が楽しんではいけない正当な理由」でしょうか? 子どもを養わなければならないから毎日無味に生きなければならないのでしょうか? 引きこもりはゲームをしてはいけないのでしょうか? 自分の好きを取り上げる親に今でも従う必要はあるのでしょうか?
 こうして罪悪感とその根源に向き合うことで、きっとあなたも自由に好きなことができるようになると思います。100円のお菓子を買うことができなかった私でさえ、毎日毎週、好きなことに時間とお金を気持ちよく使えるようになったのです。多少の時間と訓練は必要ですが、そこを乗り越えると人生は彩り豊かに輝くことでしょう。

終わりに

 今回のひとさちは「好きなことをする」でした。いかがでしたでしょうか?
 自分が自分らしく、自分のために生きるには、好きなことをすることが一番大切だと私は思います。うつ病になり、死を追い求め、屍のように生きる期間があったからこそ、このことに私は気付くことができました。それを今回、noteを通じて皆様に伝えることができ、本当に幸せです。
 読んでくれた方もそうでない方も、好きなことをして、好きなように生きて、自分を大切にできる人生を送ることができますように……🌷
 最後まで読んでいただきありがとうございました。素敵なGWをお過ごしください☺️

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