既卒、高校中退歴・ブランクありでの就活でも大丈夫だった話
タイトル通り、既卒、高校中退歴・ブランクありで就活しました。
結論から書くと、私の場合は大したことなかったです。運が良かった。
不動産業界を中心に受けて、就職先はデベロッパーです。
こういうハンデ的なものを負っての就活の話はネットであまり見かけないので、まとめてみます。なんかレールを外れたら人生詰むみたいな話が世の中多くて、モヤっとするので笑
ちなみに大量に内定が欲しいとかとにかく超大手が良いとか、そういう思考ではなかったです。なのでこの記事も、就活ガチ勢による就活ガチ勢のためのまとめとかでは全く無いです。
なぜ既卒就活をしたのか
わかりづらいですが、既卒就活と言っても、卒業後1年目だったので新卒枠で就活しました。
既卒で就活をしたのは主に以下の理由からです。
・美大に通っており、大学のカリキュラム上4年次も忙しかった。
・在学中は学業を優先したかった。
・大学院まで行く気でいた(結局院試は受けていない)。
・卒論を通じて就活の軸が明確になった。
・卒業後3年以内は新卒扱いとしている企業も多いと把握していた。
卒業後何年まで新卒扱いとするかは企業によっても異なりますが、既卒不可の企業は頭固そうなので行きたくないと思っていました。
ざっくりとした就活の流れ
美大で周りにあまり就活してる人もいなかったので、基本1人で調べて大学4年の3月から本格的に就活しました。1月まで卒論卒制に取り組み、2月は遊んで、3月1日に就活解禁してから必死で調べて一気に説明会を入れました笑 私はなんとかなりましたが、このように就活対策を後回しにするのはお勧めしません。
70~80社ほどエントリーし、その中から10社ほど選びESを提出し、8社面接を受け、1社内定を貰った時点で終えました。残りの選択肢の中では最も内容に興味があり、条件も良い企業だったためです。
webテストの対策だったり、ポートフォリオ作ったりもその都度やっていたので3~5月はとても忙しかったです(ポートフォリオは建築業界も受けていたので作ったが、結局あまり使ってない)。またデベロッパー志望のため様々な施設を実際に訪れる必要があり、体力も時間も想定以上に必要でした。まあ家でずっと篭ってるよりは気分転換になり良かった気がします。
就活以前の身の上話
大学入学前にも空白期間があったりと学歴がめちゃくちゃなので、これ以上派手な失敗はできないなーと思っていました。
参考程度に大学卒業までの流れを書いておきます。
中学受験ガチる
→都内中高一貫校に進学
→腸の病気で高校中退
→高認取得
→療養しつつ浪人
→3浪の年齢で大学入学
→大学卒業
元々は勉強得意だったんですが、高校と予備校に通えず大学受験で不利になってしまい、難関大を目指していたものの最終的には美大に進学しました。
このように既卒就活以前からレールをはみ出していたので、そういう点にも理解のある人事の方でないと受からないだろうなと思っていました。既卒だとか、中退だとかそんくらいで落とすとこは願い下げ!の精神でやっていましたね〜
就活で大事だと感じたこと
既卒、高校中退、ブランクありといった経歴で就活をし、大事だと感じたことをまとめます。
念のためですが、先ほども書いた通り就活ガチ勢とかでは全くないです。
1社内定もらった時点でやめましたし、全く就職についてアドバイスとかできる身ではないと思っています。なのでこれはあくまで私が大事だと感じたことであってアドバイスではないです。
資格とっておくとかwebテストの対策だとか、そういう話はここでは省略します。
1.大学生活を頑張る
既卒関係ない話のようですが、結局コレが1番大事だなと感じました。別に大学で評価される必要はなくて、普段から自分の頭で考えて大学の課題に取り組んでいれば、面接でも自然に話せるんですよね。就活のこととかあまり考えず学業に集中してたのが結果的には良かった気がします。
既卒であれば、卒論なども終えているので、その点では学生よりも有利だと思います。
2.既卒の理由などを聞かれた場合に備えておく
既卒や中退など学歴に傷がある場合、それが理由で落ちたらどうしよう…と不安になる人が多いと思います。私の場合は、事前に何と説明するか考えて練習しておくと安心して面接に挑めました。レールに乗っている方が偉いなんてことはないので、堂々としていました。逆に他の学生との差別化のチャンスでもあると捉えていました。
3.日本の受験〜就活の特殊さを知っておく
まず、この国は大学入学年齢がとても低いんですよね。
OECD32カ国(2019年時点)での大学入学年齢の平均は22歳で、日本は18歳で最年少だそうです。デンマークやスイスは25歳だそうですね(調べると出てきます)。
何浪だとかやたら気にするのって日本くらいらしいですね。
あと大学在学中に就活するのも日本特有だと聞きます。日本では大学3~4年から就活する人が多いわけですが、それって不思議ですよね。一般大と美大でもこの辺の感覚は違うのかもしれないですね。まあとにかくこの国が特殊なだけで、自分がおかしいわけじゃないと知っておくと楽です。
4.改善できるところはして、他は気にしない
就活では運要素がかなり大きいと感じました。その日のコンディションとか、面接官の方との相性とか、他に優秀な人がいたとか、そういうものにかなり左右されます。なので落ちてもあまり気にしないで、改善できるところは次に活かせばいいと考えてやっていました。私は何事も気にしやすい性格ですが、メンタルが落ちることなく就活を終えられたので、このやり方で良かったのだと思います。
5.落ちてもともとだと思う
全部落ちる前提でやっていれば、受かった時にラッキー!と思えるので良かったです。落ちる前提と言っても対策しないとかそんなんじゃなく、できる限りのことをやった上でそれでもどうせ落ちるだろうなーと面接前は思うようにしていました。落ちたら落ちたで、見る目ねーなって思うんですけどね笑
反省点
そもそも就活をして、内定をもらって、そこそこホワイトで興味ある内容の企業で働くのが幸せなのか?はよくわかりません。
よく考えると、自分は性格的に雇われて働くこと自体向いてない気がします。かといって独立するための技術は今のところないし、外部の院を受けるなどリスキーなことはしたくなくて、消去法で就活したようなもの。
内定をもらった直後は嬉しかったけど、実際に週5も組織の中で働くと想像するとワクワクしない。まあ働いてみたら案外楽しいというパターンもあるかもしれませんが。入社して研修を終えるまでどこに配属されるかもわからなくて、今は不安の方が大きいです。
これ以上レールを外れたらやばいと思い就活を選びましたが、リスクを冒しても良かったかもしれないと思います。もうちょっと他の道も調べれば良かった。
結論 就活も人生も運だと思う
ここまで語っておいてなんですが、結局は運だなって思いました。
運で決まると言っても、だから努力しなくていいとかそういうことではなく。
さきほどもちらっと書きましたが、就活ではその日のコンディションや、面接官の方との相性とか、他の就活生の存在などにかなり影響を受けます。
そもそも大学に通えるのは、金銭面や健康面で恵まれているからですし、既卒で就活できる環境にいるのも恵まれていると言えます。
あと内定を貰えば安心って話でもないなと。実際に働いてみないと合う環境かはわからないし、誰でもすぐ辞める可能性はあると思います。辞めた方が幸せってことも勿論あるでしょう。
上手くいっても次の瞬間にはコケるかもしれないし、自分の力ではどうしようもできないことが多すぎる。
なので今後は、安定しそうな方よりもワクワクする方をできるだけ選択していきたいと思いました。
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