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家族と「仕事の話」をしよう

よく「リモートワークは子育てしやすい環境」と言われます。
確かに、自宅にいながら仕事ができるので
子どもの参観日や行事、突然の発熱などにも
すぐに対応できるメリットはとても大きいです。
子どもが小さい頃は、公園で一緒に遊んで
お昼寝の時間に仕事をする、なんてことも可能
本当に素晴らしい働き方だな、と思います。

私も、そうやって続けてきました。

反面、公私の線引きが難しく、
特に「時間の作り方・使い方」には工夫が必要です。

私は時間の使い方が下手なので
娘たちが小さかった頃の仕事時間確保には
特に苦労しました。

例えば、新しい仕事をいただいて慣れるまでの間
スムーズに進めることができず
最初に設定したスケジュールでは間に合わない。
「どこかで時間確保しければ!」と焦ってしまう。
でもそんな時に限って、上手くいかないことばかり
せっかく考えた新スケジュールもどんどん崩壊して
追い詰められてしまう、ということがよくありました。

あと15分で娘が帰宅する!なのに、まだ終わらない。
おやつを食べさせたらちょっとテレビを見せておこう。
夕飯の支度までに、ある程度は仕上げたい・・・
そう思いながら園バスのお迎えに行く。
すぐに帰るつもりが、他のママ友さんのおしゃべりに
つい参加してしまい・・・
うわっ、もう30分以上経ってしまった!
もっとお友達と遊びたい娘をなだめながら帰宅。
おやつを食べさせてテレビを・・・
「いやだ!○○ちゃんと遊びたい!」
途中で無理やり帰らされた娘はずっと不機嫌。
やばい、仕事ができる雰囲気ではない。
なんとか機嫌を直してもらわないと。
「好きなビデオを見てもいいよ」
「今日のおやつはチョコを食べてもいいよ」
「いやっ!いらない!」
娘はますます不機嫌に。
もう頭の中のスケジュールは完全崩壊
結局、お友達を呼んで一緒に遊ぶことに・・・
とはいえ、まだ小さい子ども達を放っておくこともできず
結局、夕方までの時間で仕事は1ミリも進まなかった・・・

こんなことは、しょっちゅうありました。
結局仕事を再開したのは、娘を寝かしつけた後。
睡眠時間を削るしかない、そんな日々でした。

主婦としてやるべきこと(家事・育児)をちゃんとした上で
仕事を続けていく

誰に言われたわけでなく、自分の中で勝手に決めたルール。
そのせいで、夫に相談する・頼るという選択肢はなかった私。
いま振り返ると「しんどかったなあ」って思います。

夫も、私が仕事の話をほとんどしなかったので
どんなことをしているのか、どれだけ時間をかけているのか
わからず、協力しようがなかったと思います。
私としては、迷惑をかけたくないという思いからでしたが
たぶん夫は話してほしかったはず。
知らないことで生まれる距離のせいで
しなくてもいい喧嘩もしてしまいました。

夫や娘たちに、普通に仕事の話をするようになったのは
ようやく最近になってから。
もっと早く話したら良かった、と心から思います。

・迷惑をかけたくない
・説明が難しい、ちょっと面倒
・「やるな」と言われたらどうしよう
・(違う顔を見られるのが)ちょっと恥ずかしい

素直に仕事の話ができなかった頃の私の思いです。
小さなこだわりに引っかかって
ずいぶん遠回りしていたなあ、と今は思えます。


専業主婦から仕事を始める(復帰する)
それは思ったより高い壁にぶつかることもあります。
特にオンラインで仕事をすると
仕事とプライベートの境目があいまいで
逆に大変な思いをすることもあります。

私はオンラインで仕事がしたかった。
子どもに「おかえり」と言いたかったから。

でも、それは自分ひとりで叶えられることじゃなかった。

配偶者がいる、子どもがいる、という立場の人が
仕事をする場合、家族の協力は不可欠。
男でも女でも、夫でも妻でも、父でも母でも
自分の力だけで仕事をすることはできない、と思うのです。

いま、子育てをしながら仕事を頑張っている方に
少し先行く者として伝えることがあるとすれば
まずこの言葉をおくりたいです。

「家族と仕事の話をしよう」





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