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気が付けば9月になっていた

子どもの頃、こう思いませんでしたか?
「9月なんて永遠に来なければいいのに」

夏休みが終わる8月31日
至るところで子ども達のため息が聞こえてきそうな日
そして9月1日
重いランドセルを背負い、それ以上に重い心を背負いながら
学校への道をとぼとぼ歩いていく・・・
2学期の始業式の思い出といえば、そんな風景しかありません。
(いまはもっと早く始まるそうですね(^^;))

でも、大人になってからは
「え?もう9月?」ということが毎年繰り広げられるようになり
それは9月に限らず、季節を問わず
「え?もう?」と思ってしまう自分になってしまいました。

季節、月、曜日、時間
どんどん速度を増して過ぎていく気がするのは
どうしてなのでしょうか・・・


大人になると「節目」がなくなるのは確か。
新学期とか、夏休みとか、卒業・入学・進級・・・
クラス替えもないし、フリーランスには転勤もない。
子どもが大きくなれば尚更「節目」は遠ざかる。

一年中、同じようなサイクルをぐるぐる回っている感覚。

それは、なんとなく安定しているようで安心するけど
どこかでマンネリ化している自分を感じて焦ることもある。

かろうじて、季節感だけは大切にしたいから
空を見上げたり、庭の植物を育てながら四季を感じ
時には食卓に旬のものを並べて「特別感」を出してみたり・・・

でも、やっぱり子どもの頃の感覚とは違う。
鈍感に生きているのかなあ、自分
なんて思っていたのですが・・・


今年の夏
「節目」があるか、ないか
やっぱりそこなのかなあ、と思う出来事がありました。

大人とか子どもとか、関係なかった。

何か「節目」があれば、その日は毎年
自分にとって忘れられない時間になる。

誰かの誕生日とか、記念日とか
出会いの日とか、新しいことが始まった日とか
「節目」は、なんでもない日を特別な日に変えますよね。

夏休みが終わる、2学期が始まる
子どもの頃の自分にとって強烈な「節目」だった日
これからの自分にとっての「節目」
毎年、特別な日として迎える時間は
ぜんぶ幸せな思いで溢れる日にしていきたいなあ。
大人になった自分は
きっと悲しいことも嫌なことも、素敵な記憶に変えることができる。
それが「大人になった」ことだと思いたい。


そんなことを考えた、2024年9月のはじまり。









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鈴木みほ(あなみ)@オンラインサポート
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