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「9つの良いところよりも1つの悪いところを指摘してしまう」

タイトルは、あるドラマの中のセリフでした。
上司でもある元恋人の欠点として主人公が言ったこと。

うーーん、沁みるなあ・・・

ドラマでは、仕事上のこととして、でしたが
自分事として頭に浮かんだのは、子育て。

自分の子育てを振り返る時、一番の後悔がこれでした。

悪いところばかり目につく
なぜ、できないんだろう
なぜ、やろうとしないんだろう
で、ついいつも行ってしまうセリフ
「早くしなさい!」

忙しい朝、起こされて機嫌は最悪
なかなか支度できない
登校時間は迫っているのにマイペースでご飯を食べる
間際になってプリントを出してくる

下校したら、宿題しなきゃいけないのに
だらだらしている
おやつばかり欲しがる
習い事に間に合わない

夜は夜で、さっさと寝たらいいのに
だらだらテレビを見る
なかなかお風呂に入らない
寝るのが遅くなれば翌朝寝坊する

悪いところばかり挙げたらきりがない。
毎日イライラしながら対応していた私自身も
全く余裕のない日々。
二度と戻りたくないとさえ思います。


でも、よくよく考えてみたら・・・
子どもを育てる中で
うれしかったこと
楽しかったこと
感動したこと
の方が、もっといっぱいあったような気がする。

あの時、私は良いところもわかってたはずなのに
それをちゃんと子どもに伝えていた?
ちゃんと褒めていた?

そこに自信がないことが、なんとも情けない。


親だって、親としての経験はまだまだ未熟。
初めての子育てを経験しながら自身も成長する過程。
完璧になんてできやしない。

いま、長女の子育てを見ているとつくづくそう思います。

「早くしなさい!」
何百回、私が彼女に向けて言い放っただろうセリフを聞くと
ちくっと胸が痛む。

あれから20数年、ばあばになった私ができること

孫たちと娘夫婦を褒めよう

孫の宿題が進まなかったら
「ここまでできたの?偉いね!
 ジュースひとくち飲んだら、もう少しやってみようか」

子どもが言うこと聞かないと苛立っている娘には
「毎日大変だよね。貴女はよく頑張ってるよ!」

子育ての「現場」にいない私は
偉そうに口出しするよりも
両方の立場からポジティブになれる言葉かけをする方がいい。
子育ては娘たちに任せて、サポートできるように頑張ろう。

娘たちが孫たちに愛情いっぱい注いでいるのはわかっている。
それでも、日々の忙しさの中で消耗して
マイナスをぶつけ合ってしまう時に
ちょっとでも手助けできたらいいな。


なんて、懐かしいドラマのセリフひとつで
ここまで深掘りしてしまったお昼休みの出来事でした。

さあ、仕事に戻ろう!


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鈴木みほ(あなみ)@オンラインサポート
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