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好きな音楽をいい音で聴く(プレーヤー編)

 今回は、CDやアナログレコードから音の取り出し口となるプレーヤーについて語ります。システム全体の構成は、以前の記事をご覧ください。

CDプレーヤー(ユニバーサル・プレーヤー)

 就職・子育ての時期に一旦中断していたオーディオの世界に戻ったのは、Technicsの往年のCDプレーヤー「SL-P1200」を手に入れたからでした。1986年発売当時、定価16万円もした高級機です。若い頃に憧れだった機器を手に入れ、当時まだ手元に置いてあったシステムでCDを聴いた時、その音の素晴らしさに驚愕したことを今でも覚えています。

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 その後、往年の名機と呼ばれていた機器を次々とオークションで手に入れ、聴き比べることとなりました。最終的に、SONY SCD-1に辿り着きましたが、昔に手に入れられなかったものを所有する喜びはあったのですが、今後修理できないこと、技術の進歩がどうなっているのか知りたくなったことなどが理由で、昔のものではなく現行の機器に移行することとしました。そこで、手に入れたのが現在も使用しているOPPOのBDP-105D JAPAN LIMITEDです。

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 もともと音がいいと評判だったBDP-105D JPに、更なる音質アップをねらい専用の高級パーツを投入し、日本法人であるオッポ・デジタル・ジャパン社で独自にチューンアップしたものです。経営的には、ちょっと考えられないことだと思います。1台1台に「JAPAN LIMITEDの開発にあたって」という開発担当者からの手紙が同封されていたことでも、力の入れようがわかります。
 もう一つ、この機器を選んだ理由は、ホームシアターにも使えるからです。4K(UHD)未対応なので現在では少し古い感じが否めませんが、通常に使う分には全く問題がありません。私の場合は音楽中心ですから、なおさら問題がないので今も使い続けています。音は、ニュートラルで単体の高級CDプレーヤーに勝るとも劣らないものです。しばらくはメイン機器として使っていこうと考えています。

アナログプレーヤー

 現在のアナログレコードを再生する機器は、次の通りです。 

 ・YAMAHA GT-2000L                (レコードプレーヤー)
 ・Audio-Technica  AT-33PTG/Ⅱ (カートリッジ)
 ・Audio-Technica  AT-LH18/OCC(シェル)

 こちらも、いろいろと変遷がありましたが、現在はこれに落ち着いています。
 前に使っていたものは、キャビネットとフォノモーター、トーンアームを組み合わせたものでしたが、GT-2000Lの美しさ・安定感に惹かれて交代しました。ただ、アームはせっかく手に入れたViV laboratoryの Rigid Float/Ha(写真)に戻したいのですが、購入したのが7インチモデルで、GT-2000Lのターンテーブル径がが大きすぎるため使えないのが残念です。 

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 カートリッジは、定番の「DENONのDL-103R」を使用していました。低音が豊かで使いやすく不満なく聴いていました。ところが、オーディオテクニカのAT-33PTG/Ⅱ を手に入れ聴いてみると、その分解能の高さに驚きました。聴き初めは、DL-103Rの低音が豊かだったこともあり高音がキツく感じましたが、よく聴くと細かな音までしっかりと分解して再生できる能力の持ち主だということがわかりました。

フォノイコライザー

 最後に、フォノイコライザーについて。これまでは語ってきませんでしたが、アナログレコード再生には、フォノイコライザーも重要な役割を担っています。
現在私は、メインで使っているアキュフェーズのプリメインアンプに、同社のAD-50(フォノイコライザー・ボード)を装着しています。音質に定評のあるフォノイコなので聴いていて何の不満もありませんが、特に趣味性の高い部分なので、今後は、ONTOMO MOOKで購入した真空管フォノイコライザーキットを組み立てて、音の違いを楽しんでいこうと考えています。

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